カレー屋さんのこと2日目 | がんばれ筋肉たち!

がんばれ筋肉たち!

変形性股関節症だけど筋肉で骨をカバーしていってます。
とある韓国の音楽グループファンの子たちを間近で見て、みんな可愛くて、穏やかでおしゃれでキラキラしてて、元気をもらった感じがして、そこからグループに興味を持って、今ではすっかり私もファンです。

約束通り、カレー屋さんに行った

昨日お化粧してもらう時、アイライナーがボキボキに折れてて、なんでかっていうとティッシュに巻いて持ち運びしてたからだ

だからメイク道具モチーフのペンシルキャップをおみやげにした

彼女はメイク道具をなぜかしまむらの袋にバラバラで入れていた

ほんとはメイク道具を入れるポーチみたいのをプレゼントしたかったんだけど、
メイクの先生なんだからおうちにはいっぱいあるのかな?もしかしてしまむらの袋が気に入ってるのかな?と思ってやめた

ペンシルキャップなら引っ越しの邪魔にはならないし、気に入らなければ捨てればいいことだ

張り切ってお店に行く

が!

閉まってるし!!!!!

だけどテーブルの上に、汚れた食器がたくさん置いてある

お店は開けたけども何かの理由で出掛けたのかな?休み?ちょっと寂しい気持ちになった

そんな訳で一時間後に行った

開いてた

女の人「来てくれたのーーーうれしー!ビリヤニ食べるね」

ニコニコ笑顔で迎えてくれる

なぜか彼女は私服だった

どこかから急いで帰って来たって感じ

ぽよ「一時間前に来たけど閉まってた」

女の人「そう、今来たばかりね、市役所に引っ越しの手続き行ってた、だから急いで帰って来たからこの格好、ごめんなさいね、座って座って!」

今来たばかり…テーブル上の食器は昨日のままってことか

て言うか怖そうな黒い肌の男の人が無表情で座っている

厨房から女の人の旦那さんが出て来て、なにやら箱を渡す

…なんやこの雰囲気は

厨房には旦那さんと女の人と、違う人の声がする

そうこうしてたらさらに外国人が入ってくる

マフィアみたいな怖そうな人

黒い人に軽く挨拶して、厨房に入っていく

なんか激しく言い合い?してる

なにこれ今日来なければよかった

しばらくして

女の人「あーごめんなさいね、お水お水!」



こんな表面張力してる水どうやって飲むんだよー

慌ただしい雰囲気が伝わってくる

あとから入ってきた外国人が電話をしている

新宿…埼玉…とか言ってる

そして出て来て黒い人に「おみやげ」とか言って何かを渡す

なんで外国人同士なのに日本語でやり取りしてるんだろう

英語使わないのかな

もうほんとに落ち着かない

お店に入ってかれこれ30分

ネパール語を聞いていた

そうしたら黒い人がお会計して帰っていった

ビリヤニまだ来ない

そんな時間かかるもの?焼き飯みたいのをもんじゃないのか?

女の人「ごめんねーこれから作るからねー」

これから作るのか

ほっとしてたらビリヤニきた

美味しいけど早く帰りたくてあわてて食べた

熱々なのと辛いのとで汗が出てきた

女の人「辛い?ラッシー飲む?」

ぽよ「辛くないけどラッシー飲む」

メニューにはサラダがつくって書いてあるけどまあいいか

慌てて食べていたら、女の人、また横に座る

市役所の話、税金の話、ネパールでは男性が偉くて、旦那さんの言うことは絶対だって話

「あんたのようにコンテストで人前に出るなんて許されない、ネパールやインドでは女の人は頭から布をかぶって肌を見せないようにする、男と女では座るところも食べるものも違う家もあるよ。日本はいいところね。私は旦那さん優しいからだいたいは違いはないけど、時々違うことあるね」

今現在でもよその国ではそういったことがあるんだなあ

「日本ではなに買うのも高い。家賃も高い。ネパールでは全部安いよ。でも給料も安い。すごく安い人もいるし、お金持ちの人もいる」

貧富の差ってことかなあ

ぽよ「じゃああなたのように日本に来ている人はお金持ちってこと?」

女の人「そう、うちはお金あるよ、アパートたくさんあるからね」

ぽよ「子供はネパール?」

女の人「そう、ネパール。寂しいよ」

ぽよ「どうして連れて来ないの?」

女の人「それはゴニョゴニョ」聞かない方がいい話題だったみたい

私は日本に産まれてよかった

話をしていると、近所の英会話教室の人が、ポスターを貼らせてくださいと来た

お礼にこれをどうぞとクッキーを持ってきてくれた

女の人「一緒に食べよ」

ぽよ「わーい」

するとマフィアが厨房から出てきた

マフィア「●△□」クッキーくれと言ってる

そして隣のテーブルに座る

こわい

急いで食べよう

すると旦那さんも出て来て、皆でクッキーを食べた

怖すぎてクッキーが喉にパサパサきた

慌てて食べた

 ふとマフィアを見ると、若干笑顔でこちらを見ていた

怖すぎて

「もう帰る」と言った
 
すると女の人が、最後に写真撮ろうと言って、タブレットで撮ろうとすると、旦那さんがニコニコしながら二人の間に入ってきた

旦那さんがいい人なのはわかった

だけどもうほんとに帰りたかった

昨日の焼きそばのお礼を言おうと思っていたけど言えなかった

女の人は外まで送ってくれた

「東京でも頑張ってね、ありがとう」

そう言って別れた