映画『his』 | さよならことば。映画と本とドラマ。
今年、
196本目。
監督、
今泉力哉。
非常にすてきで、
優しさにあふれた映画でした。
同性愛をテーマに扱った映画、
ぐらいの情報で見るのがよいかなと思います。
主演の、
宮沢氷魚の繊細な演技が、
とてもすばらしいです。
田舎の閉鎖的な空間で、
生きていく微妙な心もよくわかるし、
それをとりまく、
田舎の人たちの雰囲気もよいです。
鈴木慶一も、
よかったです。
あと、
松本穂香が、
異様にかわいかったです。
同性愛をとりまく偏見や、
生きづらさ、
そして、
家族の固定化された概念などが、
丁寧に描かれていて、
容赦ないシーンもありながら、
誰かを一方的に責めない優しさが、
作品に満ちているというか。
あとは、
空ちゃんを演じた子役の子が、
かわいすぎてびっくりでした。
今泉力哉は、
やっぱりすごいなあと思いました。