青春ミステリ小説『友達未遂』。 | さよならことば。映画と本とドラマ。

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宮西真冬さんの新作、
『友達未遂』。

もうタイトルが、
とても魅力的。

全寮制の女子高が舞台。

同室になった、
四人の女子高生。

実は四人ともに、
苦しい悩みをもっている。

そして、
四人が出会うと、
次々に事件が起きる。

タイトルからして、
一見、
どろどろした人間劇を思い浮かべるけど、
実にまっすぐに、
四人の女子高生の心の成長を描いています。

青春ミステリというには、
あまりにも苦く痛いけど、
それは成長にとって必要で。

未遂、
がキーワード。

その意味がわかったとき、
ぐっときてしまいます。

すてきな小説でした。