2023年 観戦記55 富士大✕青山学院大(明治神宮野球大会大学の部・準決勝) | サヨナラヒットの野球ブログ 3

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 こんばんは!サヨナラヒットです。

 

 11月19日(日)に観戦した明治神宮野球大会大学の部・準決勝の富士大✕青山学院大の観戦記です。

 

 両チームは全日本大学選手権でも対戦。その時は5-2で青山学院大が勝利してます。富士大としては選手権と同じ準決勝でリベンジを果たして初の決勝進出を果たしたいところです。選手権に続き連覇を目論む青山学院大は富士大を返り討ちにして春秋連覇へ王手をかけたいですね。

 

 それでは観戦記です。

 

 ◎ 11月19日(日) 明治神宮球場 第3試合

 

 

 

 バッテリー

 

 富)安徳、角田、長島-坂本

 青)常廣-渡部

 

 本塁打)中田(青)、麦谷(富)

 二塁打)山内(富)、中野2(青)

 

 試合は1点を争う好ゲームとなりましたが、青山学院大が常廣の好投と勝負強い打線で得点を重ね4-3で接戦を制しました。

 

 敗れた富士大は春のリベンジ成らず。しかし最後まで青山学院大に喰らいつき1点差の好ゲームを演じた戦いぶりは、来年度に期待の持てる内容でした。

 

 ◎先発投手

 

 

 青山学院大の先発は常廣。この時点で広島からのドラフト1位指名が決まっていた世代を代表する投手ですね。この日はあまり調子はよくないように感じましたが、ピンチで見せるストレートのキレと変化球はやはり一級品と感じます。

 

 この日は9回完投で勝利投手に。被安打6、奪三振7、与四死球6、自責点は3。四死球の多さがちょっと気になりますが、連打をされない強さがあるので、流れの中で試合を上手くコントロールしていたように感じました。

 

 

 富士大の先発は3年生の安徳。本格派の投手です。わずか3回までの登板となりましたが、伸びのあるストレートと変化球は来年のドラフト候補に名前が挙がるような魅力を感じました。結果は被安打2で自責点2という結果でした。継投はチームの方針だったと感じますが、個人的にはもう少し観たかったですね。

 

 ◎試合経過です

 

 

 先制したのは青山学院大。3回裏ヒットで出塁した中野を2塁に置いて、この日1番に入った中田がライトへ先制の2ラン。2-0とリードします。

 

 

 リベンジに燃える富士大はすぐに反撃。4回表に常廣の制球難につけ込み、四死球で2人の走者を出すと、ここで7番・山澤がタイムリー。2-1と1点差に迫ります。

 

 

 さらに富士大は5回の表、2死3塁のチャンスから3番・麦谷がライトへタイムリー。2-2の同点に追いつきます。

 

 

 同点に追いつかれた青山学院大はすぐに突き放しにかかります。5回裏、2ベースで出塁の中野を2塁に置いて、2番・佐々木がタイムリー。3ー2と勝ち越しに成功します。

 

 

 7回裏に青山学院大が代打・星子の犠牲フライで4-2と突き放しますが、粘る富士大は8回表に3番・麦谷が好投の常廣からレフトへ流し打ってのソロアーチ。4-3と1点差に迫ります。にわかに緊迫感ある展開になりました。

 

 

 与四死球が多く走者を背負っての苦しい場面が多かったこの日の常廣でしたが、最終回は富士大を3者凡退に退け1点差を守って4-3で勝利。青山学院大が決勝進出です。青山学院大は6安打と打線が低調もヒットの出た回は全て得点という効率の良さ。試合巧者ぶりで富士大を上回った印象です。

 

 敗れた富士大惜しかったですね。なんとか食い下がっていましたが、好投手・常廣攻略とは行きませんでした。あと一歩でしたね。

 

 

 選手権大会、明治神宮大会と青山学院大に屈した富士大ですが、主力選手に3年生の麦谷やこの日先発の安徳投手などを残し、来年に期待の持てる試合内容でしたね。惜しかったです。