電力会社幹部への手紙 | さよなら原発ステッカーの会のブログ

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「さよなら原発」のステッカーを貼って、脱原発の思いをアピールしましょう!

ずっと疑問に思っていることがあります。最近の原発絡みの短兵急な動きを見るにつけ、その疑問が増しており、どうしても理解できずにおります。
 
例えば、去る8月18日に行われた上関町の中間貯蔵施設調査に関する臨時議会。今回は調査だけであって受け入れではない、キャスクを触ったが何ともなかった(実際は0.1mSv/h)等の6人の賛成議員の発言、挙げ句に閉会後の町長の受け入れ表明、開いた口がふさがりませんでした。地域振興(決して振興になりません)という名目でこんな最悪の選択をと怒りと情けなさでいっぱいになりました。
 

と同時に不思議でなりませんでした。76歳の町長を筆頭に、賛成議員のほとんどが中高年。緑と海に囲まれた環境の中、伸び伸び子ども時代を過ごしたはずです。自然に親しみ育った方々が、恩を仇で返すように、なぜ自然を痛めつけて平気なのでしょうか。
 
原発に反対する人たちはマスコミでは常に「反対派」と表現され、非常に不満なのですが、実態は「自然愛好派」であり、彼らこそ愛郷心にあふれた人々です。「賛成派」の実質は「自然破壊派」に見え、本当にふるさとを守りたいのかと疑いたくなります。
 

自然を守りたいという心情は説明なしで理解できます。しかし、取り返しのつかないほど自然を壊す人の頭の中が、どうしてもわかりません。同じ地球市民なのに。
 
私の母は、戦後、北朝鮮から着の身着のままで引き揚げ、上関に近い島で海藻や魚を獲り、海水から塩をつくり、野菜をつくって命を長らえたと聞きます。放射能で汚染された海や大地では、そのように命を健全に保つことはできません。
 

今だけ・金だけ・自分だけ」そのもののような行為をする大人たちの姿を子どもたちに見せたくありません。汚染水放出しかり、原発稼働しかり。御社の幹部の方も自然がお好きだと思いますが、胸に手を当てられ、子ども時代に思いを馳せてほしいのです。


放射性廃棄物を残し、自然を破壊する原発を

一日も早く停止してください。

                                                                                                                2023.9.11(O)