一体、何日立てば、何通出せば、止めるんですか?! | さよなら原発ステッカーの会のブログ

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「さよなら原発」のステッカーを貼って、脱原発の思いをアピールしましょう!

九州電力大分支社前を通る人は必ず目にしているはずです。
フクシマ事故の起きた4カ月後の2011年7月4日から毎日、「原発いらない」のメッセージを手に無言の抗議行動を続ける女性を。

 

既に4200回を超え、欠かさず社長に宛てた抗議文を提出。並みの精神力ではありません。

 

当初は一人でしたが、仲間がふえ、今では複数人で立っています。私は大分市まで1時間半かかることをいいことに、出た折、時間が合えば立つというお気楽な立場でした。抗議文にも名を連ねるだけ。書いたことはありませんでした。
 

しかし、このほど曜日ごとに分担して書くことになり、木曜分を担当することになったのです。そうなると、これまでより気合を入れざるを得ません。
 
要請文を書くために、科学は何のためにあるのかを調べていましたら、湯川秀樹の、科学の目的は「その成果に基づいて、絶えず人間の能力と人格の向上を図る」ことや、「国家の目的と手段が正当化されるにはそれが人類全体の福祉の増進に背馳しないことが必要だ」という言葉に出会いました。
 

また、1955年4月11日に行われた、哲学者ラッセルと物理学者アインシュタインによる、核戦争絶滅を訴える「ラッセル・アインシュタイン宣言」の格調高さを知り、また、「悪い行いをする者が世界を滅ぼすのではない。 それを目にしながら何もしない者たちが滅ぼすのだ」というアインシュタインの名言にも会いました。(これは松下竜一さんの「黙って何も抗議しなかったら、賛成の側に数えられる」と通底しています。)

 

いずれにしても、真の科学者は、先を見通す力と哲学を兼ね備えているのだと知りました。
 

毎週の宿題は、みずから調べて書くことで、シンドイけれど学びがあるように思います。

12年後のこの日に思っています。なるほど、「それを目にしながら何もしない」と今の状況になるんですね、アインシュタイン博士。

                                  2023.3.11 (O)