盗っ人たけだけしい | さよなら原発ステッカーの会のブログ

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「さよなら原発」のステッカーを貼って、脱原発の思いをアピールしましょう!

時刻表、郵便番号簿、明解さんとともに、開くのが楽しみなのが漢和辞典だ。
 

 

きょうは「盗」という字を調べた。

「次」は何とよだれの意で、「皿」の食べ物を見てよだれを垂らすことらしい。

この字が気になったのは、友人が、忙しい家業の合間に、夫の目を「盗んで」抗議のスタンディングに参加するとメールをくれたからだ。
 

目を盗む、心を盗む、おもしろい表現だし、盗みのうちには入らない。

 

しかし…
 

原発マフィアのやってきた、そしてこれからもやろうとしている罪たるや。
核発電を進めることで、寛容なる自然から健全なるものを奪い取り、命あるものが当たり前に享受できたはずの健康に生きる権利をズタズタに踏みにじって、死の灰という毒物を未来に遺して平気でいられる神経。私には1ミリも理解できない。
 

まして事故を起こした東電旧経営陣。当然すべきことを怠った4人に13兆円の判決に驚いたというが、私は全くそう思わない。
 

核被害は、金を無量大数積んだとて贖(あがな)える性質の罪ではないからだ。ふるさとも人間関係も元には戻らないのだ。泥棒が盗んだものを返すのとはわけが違う。

 

石川五右衛門の辞世の句「石川や 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」の盗人が、何とかわいく見えることか。

                               9.11(O)