「サヨえもんとウヨ太クン」第3話~「ウヨ太クンとタイムマシン」~ | 半熟煙草のブログ~在日朝鮮人弁護士のヨロモロ思考~

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第68期司法修習終了、2015年12月17日に弁護士登録した在日朝鮮人のブログ。
かつては反差別、反ネトウヨの記事を多く書いておりましたが、めっきり書く機会が減り、たまに近況報告を書くだけ。ただ気持ちだけは書く気満々。

ウヨ太クンは勉強も運動もできずに引きこもりになってしまった、二―ト5年目の新人ニート。

そんなウヨ太クンをバカにするため、未来からやって来たサヨえもん。

今日もウヨ太クンは、前回コンビニに行った時から、自分の人生の「家の外にでていない」記録を更新しながら(連続80日目)、せーじかつどーごっこに興じていました。

そんなある日のこと…

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ウヨ太クン「衆院解散!!
安倍閣下率いる自民党が、誇りを感じる日本を取り戻してくれる!!みんなで選挙運動をがんばろう!!」

サヨえもん「ウヨ太クン、そのパソコンに音声認識機能はないから、叫んでも意味ないよ。それに、打ち込んでも、それが2chじゃあこれまた意味ないよ。あ、あと、安倍さんを「カッカ」って言うの気持ち悪いよ。それと君がやってるのは選挙運動とは言わないと思うよ。それに『誇り』って、歴史を自己満足の道具にすることが…」

ウヨ太クン「あああああああ!!!そんなにいっぺんに言わないでよ!!」

サヨえもん「ああ、ごめんごめん、3行ルールを忘れてた。それにしても、たった一行でこんなに突っ込める事を言えてしまうウヨ太クンは、本当に天才だね。いつも驚かされるよ」

ウヨ太クン「そ、そうかなぁ。まあそれほどでもあるけどね」デレデレ

サヨえもん「ごめん僕がわるかった。これからはもっと直接的な表現を心がけるよ。て言うか頭悪いにもほどがあんだろ(ボソッ)

ウヨ太クン「え?聞こえない」

サヨえもん「それよりもウヨ太クン、実はさっき未来に戻って、未来から一つ道具を借りてきたんだ」

ウヨ太クン「何だって!!それは…ほんとかい?」ランラン

サヨえもん「うん、しかも、未来でも超高級道具、タイムマシンだよ。買うのは高すぎて無理だから、レンタル店から借りてきたんだ。しかも使用には許可がいるんだけど、君のために許可も貰って来た」

ウヨ太クン「うわーーーい!!でも、なんでいきなり」

サヨえもん「もちろん、君の願いを叶えるためだよ」

ウヨ太クン「え…それはつまり…僕にもついに彼女ができ」

サヨえもん「違うよ。
もっと重要な奴。いつも君が言ってる事だよ」

ウヨ太クン「え?」

サヨえもん「とりあえず行こうか」

ウヨ太クン「え、いやちょっとまっうわあああああ」



○△※☆○△※☆



ウヨ太クン「うーーん…え、こ、ここはどこだい?」

サヨえもん「どこって、戦場に決まってるじゃないか。それも超重要戦地、ガダルカナル島だよ。ここでの撤退から、太平洋戦争の攻守が交代したと言われてるんだ」

ウヨ太クン「せ…戦場?」

サヨえもん「はい、これ、当時の日本軍に支給されてた銃剣ね」

ずしっ

ウヨ太クン「うわ、お、重い…え、いやどういう事…あれ、服が変わってる」

サヨえもん「日本軍の服装だよ。どういう事って、大東亜戦争に参加するに決まってるじゃないか。もちろん君も戦うんだろ?」

ウヨ太クン「戦うって…」

サヨえもん「じゃあいっぱいがんばって日本のために死んでね。日本軍はあっちに陣地があるはずだから。
じゃあ僕は未来に帰るから。ばいばーい」にこにこすたすた

ウヨ太クン「まってええええ!!!

サヨえもん「うん?どうしたんだいウヨ太クン。君はいつも言っていたじゃないか。僕は日本を愛しているって。大日本帝国は悪いことのない理想の国だったって。そう思うのは日本人として当然だって。大和民族として恥じない生き方をしたいって。誇りある日本を守るために自分は戦ってるし、これからも戦いたいって
だけどなぜか、自衛隊にも消防隊にも入らないし、勉強もしないから、僕が直接行動できるところに連れてきてあげたんじゃないか」

ウヨ太クン「そ、そうだけど、そうなんだけどおぉぉ」

パパンッヒュンッヒュンッ

サヨえもん「おっと、銃弾が飛んできた」

ウヨ太クン「うぎゃああああああ!!」泣泣

サヨえもん「僕はロボットだから当たっても死なないけど、痛いのはいやだからもう帰るね。あ、ウヨ太クンは愛国心があるから、きっと当たっても大丈夫
あぁあぁそんなに泣いちゃって。日本のために死ねるのがそんなにうれしいのかい?」

ウヨ太クン「ひっぐ、ごべんだざーい」

サヨえもん「いやいや、礼には及ばないよ。」

ウヨ太クン「僕は、虚弱体質だがら、戦えないんでずぅ」

パパパッヒュヒュヒュン

ウヨ太クン「うっぎゃああああああ!!!」

サヨえもん「そんなに叫ぶと敵に見つかっちゃうよ。じゃあねーー」○△※☆

ウヨ太クン「サ、サヨえもーーーーーーん!!




○×※☆タイムマシンの中○△※☆




サヨえもん「うーふーふーふーふー

ウヨ太クン「うーん…あ、あれ?」

サヨえもん「あ、気が付いたかい?」

ウヨ太クン「あれ、僕は…カナルダガル島に取り残されたはずじゃ…」

サヨえもん「ガダルカナル島ね。いや、連れて帰って来たんだよ。だって、君が戦えるわけないじゃないか。ただの僕の悪ノリだよ。うーふーふーふー。」

ウヨ太クン「いや、そんなこと…な、なんで連れて来たんだ!!僕は日本のために死ぬ覚悟だった!!

サヨえもん「ああ、いつもの調子が出せるなら大丈夫だね。いやいや、君がああいう反応するのはみんな知ってたから」

ウヨ太クン「みんなって誰さ?」

サヨえもん「秘密。実はタイムマシンを使うのはこれが目的じゃないんだ。ちょっと遊んだだけ。今から行くところが本当の目的場所。君に直に見てもらおうと思ってね」

ウヨ太クン「どど、どこに行くの?」ぶるぶる

サヨえもん「そんなにビビらなくてもいいよ。過去で君に死なれると、僕が未来で怒られちゃうからね。とにかく、君の言う『誇りある日本の歴史』を学びに行くんだよ」

ウヨ太クン「歴史?」

サヨえもん「そうだねまずは…1937年、南京だ」

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心なしかいつもより毒のあるサヨえもんの、怖すぎるいたずらのせいで、とてもびくついているウヨ太クン。
まだ、お漏らしで自分のズボンが濡れてる事にも気づいていません

それはそうと、これからサヨえもんと一緒に、過去をめぐる旅に行くようです。

1937年の南京に、どんな冒険が待っているのでしょうか。

続く。