こんにちは

ファイナンシャル・プランナー

終活アドバイザー

温泉ソムリエの鹿野佐代子です。

 

 

さきほど今年86歳になる父とテレビを一緒に見ていたら

 

 

 

「俺になんかあったら葬儀はせんでもいいから」と突然私に言ってきました!

 

 
 
多分、連日新型コロナウイルスのニュースで、高齢者が感染する危険性についての報道があったり、
 
 
我が家も毎週楽しみにしていた志村けんさんの追悼番組「志村どうぶつ園」を観ていたので、残された人たちの気持ちと、自身に万が一の事が起こった時がリンクしたのかもしれません。

 

 

 
 
ここからは、親子のやりとりです。
 
 
「なんで葬儀しなくていいの?」って聞いてみたら、 
「周りの友人や仕事関係者はもう誰も生きてない」というのが父の答えでした。
 
 
「そうは言っても、なんだかんだと地域のボランティア活動をしているので、誰も来ないはずないよね」と言っても、
「来ない!」と言い張ります。
 
 
でも、私も母もいろんな付き合いがあるので、父に万が一のことが起こったときは、訃報の案内をお知らせする団体が数カ所あるので、私や母の関係者が告別式に参加してくれることも考えられます。
 
 
先日も、私の同級生たちと親のことについて話していたら、親の意向を受けて家族葬にしてしまったために、自分の友人がたくさん駆けつけてくれて、お葬儀場に入れなかったという話があったり、「生前、あなたのお父さんにはお世話になりまして、線香の1本でもあげさせてください」と、突然家に訪問されるので週末は家から出られないという友人の話がありました。
 
友人のお父さんのお葬儀に私も駆けつけた一人なんですが、ほんとに人が駐車場にあふれていて、家族葬とは程遠い光景でした。
 
 
うちの父は、「直葬でいいから」なんて言いますが、私も母も、友人や関係機関とのつながりが多い方なので、そんなことをしたら後々大変になることは想像できます。
 
 
なので、「『葬儀はせんでもいい』って言うけど、私はしてあげたいと思うから任しといて

と、やさしく伝えると

 

 

父は「そうか」ってそっけない返事でしたが、ちょっと嬉しそうでした。

 

 

そして、この会話をきっかけに、普段気になっていた父に関する情報…

(借金はないか?とか、通帳はどこの銀行と契約しているか?とか、連帯保証人になっていなとか等々)を聞き出すこともできました()

 


 

最後に「俺があと準備しておくことはないか?」と父に聞かれたので、

 

「市役所に行くついでがあったら、出生までさかのぼった戸籍謄本を取っておいて」と伝えておきました。

 

 

それは、相続が起こったとき、相続人を確定するために、亡くなった人の出生時から死亡時までの戸籍謄本が必要になるからです。

 

しかも、子である私は父の出生地をよく知らないのでありますキョロキョロ汗

 

戸籍謄本は本籍地の市区町村役場の窓口で請求できますが、父が生きている間に取り寄せてもらった方が、手続きがスムーズですし、先に取り寄せてもらった方が、本来の目的である他に相続人がいないか確認できます。

 

 

さすがに、親に「認知した子どもとかいてないよね?」という質問はしにくいので・・・キョロキョロ汗

 

 

 10分ぐらいの会話でしたが、今の親の思いを聞き取りできて良かったですニコニコ

 

 

 

私は終活アドバイザーと言うこともあって、エンディングノートの活用を勧めています。

私が突然いなくなったとしても、家族が困らないように必要なことはノートに書いています。

 

親にも1冊ずつ渡しましたが、「書いといて」って言っても書いてくれないものなんですよね。

 

なので、聞き取るチャンスがあるときに、必要なことだけ聞いて私が書くようにしています。

 

 

たった10分の会話でしたが、安心感に包まれた1日でした。

ありがとう。お父ちゃんラブラブ

(面と向かっては伝えないシャイな娘ということで)(笑)