10月からいよいよ8%から10%に増税になります。
税金が上がる前に9月に買っておく方が得?それとも10月以降カードで買う方がお得?
と、世間では盛り上がっています。
そうですクレジットカードを使って買い物をする人は10月に購入する方がお得なんです。
軽減税率とは別に、「キャッシュレス・ポイント還元事業」があるからです。
前回のブログでは、軽減税率はいきなりすべてのものに税金を上げたら、生活することに困る人がいるかもしれないので、飲食料品と新聞は税金の負担を軽くすると言いました。その軽減税率とおなじ10月から始まりますが、「キャッシュレス・ポイント還元事業」は軽減税率とは全く違う事業です。
目的は?
キャッシュレス・ポイント還元事業は、10月以降の中小・小規模事業(以下:中小店舗)の消費を冷え込まさないための事業であり、キャッシュレス化を加速することが目的です。
クレジットカード類を使わない現金主義派の方には何のメリットもない事業です
期間は?
2019年10月1日~2020年6月30日 9か月間です。
ポイント還元の条件は
クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコードを使うこと
中小店舗でクレジットカード類の利用が可能な、ポイント還元に加盟している店舗で買うこと。大企業店舗で購入したものはポイント還元がありません。
登録している中小店舗でお買い物をすると、商品代金の5%がクレジットカード会社を通じてポイント還元されます。
このロゴマークが目印です。
ふう~
この事業に加盟している中小店舗でクレジットカード類を使って5%の還元をしてくれます。
還元方法はクレジットカード会社が請求書でポイント還元してくれます。
フランチャイズはポイント還元2%と還元無しの店舗があるって?どういうこと?
大企業のフランチャイズチェーン店は、同じ名前を名乗っていても還元できる店舗とできない店舗があります。
フランチャイズの中には本部が大企業で、直営店もあれば、中小店舗もあるのです。(初めて知った人もかなりいるようです)
加盟店が中小店舗の場合は2%のポイント還元になります。
ですが、本部が大企業のフランチャイズで直営店は還元無しです。
何度も言いますが、ポイント還元事業は中小・小規模事業所を助けるための制度だから、中小店舗は2%還元してくれるけど、直営店は還元無しなんです。
ちょっとややこしいですが、フランチャイズであっても、本部が中小企業なら、5%還元されます!
フランチャイズの場合は本部が大企業か中小企業家によって還元率が違うということになります。
はっきり言って、コンビニやハンバーガーショップが大企業の直営店なのか、中小に該当する加盟店なのか見分けなど私たち庶民にはわかりません。
でも、入る店によっては2%還元される店と還元されない店に分かれるのです。
中小・小規模店舗のコンビニは2%の還元だけど・・・
直営店のコンビニは還元無し!となります。
どうやって見分けるの?
このマークや、2%還元、5%還元の適合マークが見やすいところに貼っている。
グーグルマップでショップがポイント還元できるかどうか調べられる
軽減税率とポイント還元が重なっている飲食用品は消費税が実質3%となります
10月以降キャッシュレスマークのついた中小・小規模店舗で飲食料品をクレジットカード類で購入すると、消費税が8%のまま購入できさらに購入金額から5%ポイント還元してくれます。
クレジットカードを作るのは嫌!でも、ポイント還元したいという方
キャッシュレス・ポイント還元事業を上手に使うと、かなりお得になりますが、お得な期間は来年の6月末までです。
そのために、いきなりクレジットカードを作るのはやっぱり嫌だ!という方はICOCAやデビットカードなど使い過ぎに歯止めがかかるカードを使うことをお勧めします。
ICOCA
スマートICOCAは、手続きをしなくても自動的にポイント還元の対象になるようですが、現金をチャージするICOCAは自動券売機などで登録が必要です。登録していないと、ポイント還元されません。
デビットカード
デビットカードは審査の必要がなく、銀行の口座と連動しているので、買い物をした代金はすぐに口座から引き落としされます。口座にお金がなければ引き落としされないので使い過ぎることはありません。そして、預金からお金を引き出す手間がないので、引き出し手数料も節約できます。
ポイント還元できるお店をリサーチして、必要なものをクレジットカードで購入し、還元されたポイントで必要なものに換えられるなら、この9か月間はポイント還元で節約することもできるでしょう。
でも、「10万円使ったけど5000円分ポイント還元になるんだったら、もう1回飲みに行けるやん」
という気持ちになるのなら、結局は節約にもならず、浪費の道へまっしぐら
くれぐれも、クレジットカードの使い過ぎに注意しましょう!