がっつり勉強した証

 
大阪府中小企業同友会という組織があり、その中に障がい者部という部会があるので私も参加させていただいております。

その同友会主催で、「多様な人材採用に向けて~大阪府や市町村の制度について~」という制度説明会を開催いたしました。
 

私としては、3年前まで就労移行、就労継続支援B型でサービス管理責任者として支援に携わっていたので、情報収集のつもりで参加してみました。
 
 
がっ!
 
 
 
はっきり言って、私が現役の時に知ってたら、あの人もこの人も、うちのパートナーも再就職するとき利用させたかった制度のオンパレードでしたルンルン

メモ用紙が真っ黒になり、ボールペンのインクまで切れてしまうというアクシデントが起こるほど、役立つ制度がズラリと並んでいます。

もし、転職を繰り返し、せっかく見つけた今の仕事もミスマッチかな~あせると思い、
すでにやめてしまったけど、困っているなら、制度を一度使ってみることをお勧めします。
解決に導く助けになるかもしれません。
 

では、さっそく、昨日仕入れてきた制度の内容をご紹介します。
 

四角グリーンあんしん就活
これは、企業と求職者を交流会でマッチングし、やってみたい仕事がみつかれば5日間の体験ができる制度です。

仕事のミスマッチを防ぐ支援になっています。

対象者は、何か特性のある20歳代から30歳代の人が中心となっています。
何か特性とありますが、発達障がい者に向けたものでなく、あくまで、一般の雇用を前提としています。
 
 
まずは、再就職しようと思ったら、職業相談やカウンセリングを受けます。
企業も必ず自分の会社のブースに求職者が座ってくれるという安心感があります。
そして、職場体験企業させてくれる企業と面談し、気に入った会社が見つかればオファーカードを提出してマッチングします。
 
日程を決めて5日間の体験ができるわけです。
 
そうすることで、ちょっと違うと思っても、体験が終了すればお断りできるし、慎重な方は、試用期間(おおむね1年)を経過すれば正社員となる道も準備してもらえるようです。

採用になっても、アフターフォローがあるので、社員も会社もやさしい制度といえます。
求職者は、仕事を探す時ほとんどの方が、チラシやネット、ハローワークから応募されます。
何を基準に応募するかといえば、紙面に書いてある条件を頼りに会社選びをしていると思います。
でも、実際企業に行って面接してみると、どうも条件が違うような気がして、「採用!」と、言われた瞬間から不安になることもあるようです。
 
 
うちのパートナーも転職した直後に、
しまった!ガーンっとよく言ってました(笑)
でも、せっかく採用してくれたので、とにかく1年はやってみようと頑張ったのだとか…

でも、やはり違和感を抱いたまま解決でず、結局辞めてしまった経験がありますグッ
 
 
 
でも、その時にこの制度を知っていたらミスマッチは防げたと思います。

転職するときに一番重要なマッチングをサポートしてくれる”あんしん就活”制度を利用してみてはどうでしょうか。
 
 
 
四角グリーン職場体験マッチング
障がい手帳を取得されている人が対象
あくまで、職場体験が目的の制度です。
 
職業支援をしていた時、一番苦労したのが、訓練生の実習を受け入れてくれる企業探しです。
やはり、職業体験は企業にとっても、障がいのある人にとっても重要なんですが、
「うちは環境が整っていないから実習や採用は無理だよ~」と門前払いを受けることも多々
 
 
撃沈えーん


と、言うことも多い中、体験の場の提供を事業でされています。
マッチングまでには、
①企業説明会
②障がいのある人を支援する支援機関への説明会
③企業向けガイダンス
④職場体験をする前の準備セミナーなどなど
 
 

採用を目的とはしていないにもかかわらず、結果として採用につながったケースもあるそうです。
 
 
 
四角グリーンその他
大阪府が実施する短期職業訓練や、
市町村が行う暮らし支援の中の就労支援など、
生活のベースが崩れている人へ暮らし全体のサポートをされる取り組みの報告もありました。
 
 
四角グリーン同友会では
職場体験実習受け入れ企業MAP(略称:実習受け入れMAP)なるものを作成して、障がい者の職場体験実習の受け入れに賛同いただいた企業をグーグルマップに表示しています。
 
実習受け入れMAPを推進する意味は、
「障害者が困難に直面する社会側にある『障害(障壁)』を取り除くことで、障がい者だけにとどまらず、貧困や未就学など様々な社会課題を持った就職困難者を就労に導くことにつなげ、人を活かす経営」という同友会の理念のもとに取り組みされています。
 
 
 
再就職の支援はハローワーク以外でもたくさん取り組みされています。
以前からあった制度が時代に合わせてどんどんリニューアルしているので、
自分たちが暮らす都府県や市区町村のサービスを今一度見直してみるのも人生が変わるきっかけになるかもです。
 
 
 
そして、私は就労支援をしていた経験を活かし、
現場で起こる様々なトラブルの鍵となる
「配慮」っと「工夫」についてのセミナーを実施いたします。
 
働くことの躓きの中には、特性以外にも、心の問題や生活習慣からくることもあります。
そうなるには、必ず原因があることを知ると対策も取りやすくなると考えています。
ぜひぜひ、企業の方のご参加をお待ちしています。