こんにちは。

ファイナンシャル・プランナー

終活アドバイザー

温泉まぁく温泉ソムリエの鹿野です。

 

 

今年に入って、手帳のある人を対象にした金銭教育が急激に増えてきました。

主催は、就労・支援センターや病院の本人会、親の会、リハビリテーションセンターで、

対象は、成人している知的障害のある人や発達障がいのある人です。

 

 

 

月に2~3回のペースでどこかでやっています。

以前は支援学校が圧倒的に多かったのですが、今は社会で暮らす人たちを対象にした金銭教育が増えていますおねがい

 

 

嬉しいことです照れ

 

 

 

「お金と仲良くなろう」とか、「お金のことをもっと知る」というテーマで、お金の基本について話してほしいというご依頼が多いです。

 

 

 

な~の~で

造幣博物館や、貨幣博物館の情報もふんだんに盛り込んでいます照れ

 

 

 

 

私の勉強会は、二部構成になっているのですが、前半は本物の硬貨やお札を見ながら色や模様、素材を一つ一つ確認しながら進めていきます。

 

 

 

なぜ、本物を使うかというと、プラスティックの硬貨と本物の硬貨では、みなさんの教材の扱い方が違います。

プラスティックの硬貨を教材にしていた時は、必ず1個や2個紛失して戻ってきます。

でも、本物は紛失されることなく返してくれます。

 

 

また、本物でしか見ることのできない透かし文字や模様があるのです。

おもちゃのお金では見ることはできません。

 

 

 

紙幣についても2千円札だけは本物を見て触ってもらいます。

そして、千円札、5千円札、1万円札についても取り上げて話します。

 

 

そこをなぜお金の基本を丁寧にするようになった方と言うと、知的に遅れのない発達障がいの人を対象に学習会を行ったとき、皆さんに書いてもらったアンケートの中で驚愕の事実が分かったからですプンプン

 

 

それは、お札に描かれている人物とお札が一致していない!ことや、

そもそもお札に人物が描かれていることまで意識が及んでいない!ことが見えてきましたアセアセ

 

アンケートの1例です。

「お札に人の顔があることを初めて知りました」

「5000円札の人は女の人だと知りました。おじさんと思っていたのでびっくりしました」

「お札の人がそれぞれ違うので、わかるとお札の区別がつきやすいと思いました」

 

番外編では、「ならば、諭吉と仲良くなりたい!」というアンケートもありました笑い泣き

 

 

 

障がいの特性の中には次のようなことがあります。

  • 顔と名前が一致しない(覚えられない)。
  • 場所が変わると、その人がだれかわからなくなる。
  • 常に一緒のグループであってもメンバーがわからない(覚えられない)。

 

 

 

私が以前勤めていたスポーツセンターでもこのことよくありました。

スポーツセンターで会うとすごい勢いでハイタッチしてくれるのに、バス停で偶然見かけたときに声をかけたら、逃げられてしまうのですアセアセアセアセ

場面が変わればだれかわからず、突然声をかけられてびっくりしたのでしょうね。

 

 

 

 

これらの特性が、実は日々使っているお金にも影響しているようです。

お金についている顔の違いを覚えるだけでも、大変なことなのかもしれません。

 

 

 

そんなこともあり、顔を覚えるために(覚えなくてもよいのですが違いを知るということで・・・)

エピソードやインパクトを与えるように一工夫しています!

 

 

例えば・・・

1千円札の野口英世さん

 

 

 

半分にすると、右は誰?

 

 

 

 

 

子どもの学習会では「ベートーベン」、「ちがう人」

成人の学習会では「福沢諭吉」、「外国人」

 

 

よく聞こえてくる会場の声であります(笑)

 

 

 

 

そして、このインパクトを与えられた受講者は少々のことでは忘れないでしょうてへぺろ

 

 

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