お店の小さな庭の部分に
背の伸びたタンポポがあります。
地面から咲き始めた時からの付き合い^^
先日、マスクを買いに来て下さったお客様が、
「あのタンポポ、元気に頑張ってんね~」
と仰いました。
「勢いなくすまでは引っこ抜きたくないんだよね~」
と言ったら、
「あんたらしくっていいね~」
と。
ユウヤは小さい頃からタンポポが好きで、
危うく踏みつけそうになると、
「たんぽぽさん、イタイイタイでかわいそう・・・」
そう言って、タンポポのある場所を
わたしが踏んでしまわないようにと
先回りして歩いていました。
今ではそんな気持ちが残ってるんだかどうだかわかりませんが、
雑草と判断されてしまうタンポポを
こうして写真におさめている辺りを見ると
まだ想いはあるようです^^
先日、実家の母に、
「入り口の辺りに背の伸びたタンポポがあるから
引っこ抜いた方がいいよって言ってだお客さんいだがんね」
そう言われた時、ユウヤがチラッとわたしの顔を見たあと、
「あ~・・・あれねぇ・・・」
と苦笑い。
人によってはタンポポは雑草なんでしょうね^^;
帰りがけの車の中で、
「まだ咲かせておいてもいいよね?
抜かなくてもいいよね?」
そうわたしに問いかけてきたので、
「いいよ、あのままにしておこう。
感覚は人それぞれだし、
わたしたちの感覚でやってる店なんだから」
そう告げました。
タンポポは、わたしがまだユウヤの手を引いて歩いた
遠い遠い思い出の中の大切な花。
雑草ではなく花なんです^^
「もう限界です、さようなら」
そうタンポポが告げ始めて
頭を下に向けてお別れを告げる格好になるまでは
あの場所で咲かせておいてあげたいのです。
綿毛が元気に旅立つのを見ておきたいのです。
37歳の息子と、58歳の母親、
いい歳の親子ですが、
言葉に出さすともお互いがあの頃の感覚を忘れずに
こうして一年一年を重ねてきているのが
少し嬉しいわたしなのです。
庭仕事が好きな母からすると
理解できない感覚なのでしょうが^^;
お山に長いこと住んでたわたしたちからすると、
緑って「雑草」といわれるものまでも愛おしいのです。
ボーボーになってはいけませんが^^;
福井に住んでいた頃、
春になると毎朝、
「タンポコさん元気かどうか見てくる」
と、庭に走っていったユウヤ。
タンポポに水をあげてたユウヤ。
37歳のおっさんになったものの、
タンポポの写真を撮ってる姿を見ると
一瞬あの頃の姿が浮かんできます。
思い出ってやっぱり宝物ですね^^
タンポポを「タンポコ」って呼んでた頃のユウヤは
天使みたいにかわいらしくて、
近所でも有名な「かわいい子」だったのに、
あれはどこへ行ったのやら(笑)
走って庭のタンポポを見に行くユウヤを
やさしく見守っていた夫。
ユウヤは今、その時の夫と同い年。
いつの間にか長い年月が過ぎたんだな~と
しみじみ思います。
夫が他界して昨日で3ヶ月。
何を見ても、
何をしていても、
思い出には必ず彼がいます。
それでいい、
それがいい。
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