お墓を建てるとき、管理が楽になるようにと全てをコンクリートで固めてしまう人がいるが、亡くなった仏さんはそれだと息苦しいらしい。
1番気持ちが良いのは昔ながらの土らしいが、やはりそれだと雑草だらけになったり骨壷があるカロートに雨水などが染み込み大変なので、せめて石などにすると良いらしい。
砕石や一部セメントを使ったり、また表面は玉砂利を敷くのは一般的だと思う。ただ、なるべくお墓の敷地の表面全てまでコンクリートで固めないほうがいいらしい。
それから玉砂利は白く反射して眩しいものよりも落ち着いた灰色の一般的なものが良いとのこと。
これらは全て宜保さんから教えていただいた。
お墓参りに行くと、造花をずっと置いたままにしていたり、湯呑みに水を入れて置いたまま、しかも湯呑みの水は緑の苔で汚れていたりというのもよく見かける。
造花は良くないらしい。
苔のついた湯呑みを墓前に供えたままなど、仏さんがとても可哀想。
家相と同じでお墓にはごちゃごちゃと物を置いたままにしないほうがいい。
母と姉のお墓には少し雑草とどこかから種が飛んできたのか薄紫の小さな咲いていた。
私はそうやって雑草が生えたり小さな花が咲いているのを見ると少し嬉しい。小さな花などは抜くのが惜しくなる。
雑草が生えるということはお墓の中にいる母や姉が息苦しくないだろうし、花が咲いているのを見ると母や姉も喜ぶのではないかと思うから。
以前書いたご近所の亡き俳優さんのお墓は広くて気持ちの良い吉相墓。
吉相墓は、仏さんが息をしやすいようにと遺骨を白い晒に巻いてサラサラとした黄土や赤土の土に直接埋めるらしい。
吉相墓は見るからに気持ちよさそう。(高価だから簡単には建てられないけど)
お墓は遺族の自己満足で建てたり供養するのではなく、大切な家族があの世で気持ちよく過ごせるようにしてあげると、きっと亡くなった人は私達をより見守ってくれるんじゃないかと思う。
写真はそら豆。季節ものを仏壇に供えてあげると仏さんは喜ぶ。