健康が1日でも長く続きますように。 | ***今日もていねいに***

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スキナトキニスキナコトヲ

今日は朝から大きな病院へ。

通勤電車で混み合う上りの電車とは反対に、人混みを避けながら下りのホームへ。雪はおおよそ溶けてきたものの、手がかじかむほど寒かったので、温かいジャスミン茶を買って電車を待つ。発表会の前など緊張する時によく飲んでいたなぁとジャスミンの独特の香りから急に昔を思い出した。本を片手に椅子に座り、気を紛らわすために活字を読む。ぼーっとしてると余計な考えが頭を支配するからだ。バッグには余分にもう一冊入ってる。

肺に腫瘍があると言われ早二週間、なんだか落ち着かない日々を過ごし、それでも育児を始めとする日常を過ごしては、もし、癌だったらどうしよう…。と時折不安になり、まだ小さな子供達の顔が目に浮かんでは切なくなってくる。

肺と肺の間あたりなので、一番良いケースで良性の縦隔腫瘍?それでも手術は必要で入院か。入院したら子供達は?とネットで調べるほど不安は増していく。先生曰く生検が難しい場所だから、腫瘍マーカー、MRIなどで検査するしかないらしい。

始めは、息子のプレの先生やママ友の間で百日咳のようなしつこい咳が流行っていて、私も遅れて1ヶ月以上続く咳が出たので、呼吸器内科を受診したことがきっかけだ。レントゲンにうっすら小さなモヤがあるから、念のため大学病院に紹介状を書いてもらい受診した。レントゲン写真は問題ないが、なにもないことを証明する為に血液検査とCTをとり、偶然CT画像に異常が見つかったという経緯だ。

診察中、腫瘍という言葉だけが頭の中で連呼してる最中、次回はご主人も一緒に来ていただいた方が…と真面目に医師に言われ、ほんとに危ない感じ?と改めて事の重大さに気付かされる。

そんな訳で、今日主人に休みをとってもらい、息子を預けてから付き添ってくれることになった。息子から「頑張ってひとりで病院に行って来てね。バイバーイ」と笑顔で送り出される。「うん。ママ頑張ってくるね。」隣で娘も小さな手のひらを揺らしてくれた。

送迎バスに揺られながら、乗客を見渡すと、なんだかみんな神妙な面持ちにみえてきて、病気なのかな。と余計な心配をしてしまう。朝早くから大変だな。

ひと足先に病院に着き、機械で淡々と受付を済まし呼吸器内科へ行き、予約時間の9時を待つ。自分の番号がモニターに映し出され、先生の待つ診察室へ。主人はまだ来ない。しょうがない。もう覚悟はできてる。

挨拶をして、柔和な印象の先生が、モニターから目を離し、きちんと前に向き直して話し出す。

「CTの画像を元に放射線科の先生方とカンファレンスをしました。

(ほ  放射線科…なんて緊張する響きなんだ。) 先生の言葉を待つ。

「 カンファレンスの結果、血管が曲がってるだけで、腫瘍ではないという最終結論になりました。」



 「  ?   」



 「へ?  





「……良かった。私癌かと思って…。」「ほんとに…良かった。」

自然と涙が出そうになる。

「僕もそうかと疑ったのですが、もう検査は終了です。次回はありません。定期検査は引き続き受診してくださいね。」と笑顔の先生。

血管も特に曲がってるだけで問題はないとのこと。予想外すぎる展開に拍子抜けしてしまった。むしろ、なにもないことの方が信じられなくなってしまっている自分がいる。本当なんだろうか?

たったの3分で診察を終え、高額だった前回の医療費と違い、診療代220円を払って病院を後にする。好きだったお菓子など糖質を控え、玄米菜食を心がけ、ブロッコリースプラウトを食べ続けた日々を思い返した。両親には健康に気を使って欲しくて、体組成計まで送った。(しかも音声ガイド付き)

全てはひと段落したのである。むしろ、腫瘍があると言われた2週間前となにも私は変わらないのに。快気祝いをしたい気分だ。と主人に言ったら、快気祝い詐欺だと笑われた。

なんだか急にお腹が空いてきた。

でも、今回の一件で家族のありがたみ。月並みながら、全ては健康があってこそのことだと痛感できたので、今まで以上に、自分と周りの人の健康に留意したいと思う


ご心配をかけた家族、皆さん、本当にありがとうございました。

そして、闘病されてる方のブログたくさん読みました。本当に本人も家族もお辛いなか頑張っておられるのだなと。


自分が今できることは、予防すること。


以前より、癌予防などの食事法には興味があったので、家にあった南雲先生の本を読み返しました。全ては実践できなくとも、何かのお役に立てればと思います

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本当に良かった