義務教育終了の重さ | しゃららのつれづれ日記

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アラフィフ、ワーママのしゃららです

新しいことはじめてみよう!とブログはじめました

そこそこミーハー

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月1.2回更新のゆるゆるブログですが、ご覧いただけたら嬉しいです☺️


さて、中学の卒業式が無事に終わりました🎓

なぜか卒業式前日からまたも眠れない私…

本人より緊張してしまうのはなぜなのか…

クリーニングに出せる時間はないので、制服にスチームアイロンをかけながらムスメより感慨深く浸る私がいました




当日は空も綺麗に晴れ、まさに卒業式日和でした

ムスメはいつものお友達と最後の待ち合わせをして先に登校

私と夫は2人であとから中学に向かいました


中学はコロナ禍での入学式で保護者1名のみの参加、その上夫は転職したばかりで小学校の卒業式も入学式も参加できませんでした

中学のイベントも中1は全て保護者はリモート参加、中2は1名のみ、中3はタイミング悪く平日開催ばかりで、結局夫が中学に足を踏み入れたのは卒業式が初めてになりました…


体育館に入るとすでに在校生は着席していて、送る歌の練習が始まりました

進学する高校はコロナ禍になった後合唱祭が無くなったそうで、こんなふうに歌を聞くのも最後なのかなぁとちょっとしんみり


それでも入学式と違い、全校生徒と3年生の保護者が一堂に会した卒業式は、迫力ある、心に響くものとなりました



いよいよ卒業式がはじまりました



卒業生が入場し全員が着席するとピンとした空気が張り詰めました

3年生がいかに最上級生としてこの1年頑張ってきたのかがわかる瞬間でした


中学の入学式の時、小学校の卒業式のほんわかした空気と一転、ピシッとした中学の雰囲気に圧倒され、厳しさ怖さすら感じたのを思い出しました

中学はやっぱり違うと思っただけでなく、親にも子にも不安が溢れていました


けれど今日の子供たちの顔は全く違いました

3年間できちんとオンオフを切り替えられる成長を全員が成し遂げたんだと強く感じました

そこには中1入学式のやらされている感は一切なく、最上級生として最後をきちんと締め括ろうという強い意志を感じました




一人ひとり壇上に立ち卒業証書をもらう姿は、すっかり大人びて、ああ義務教育を卒業するというのは本当に大人になるということなんだ、昔でいう15歳元服は、やはり大きな節目だったんだと思わずにいられないほど、全員が立派でした


卒業式で義務教育終了という重みをこんなに感じるとは思ってみませんでした

親の肩の荷が下りるよ、とは聞いていたけれど、「いやいや、まだまだ手がかかるし、お弁当も始まるし、むしろこれからじゃない?」なんて思っていました


でも、小学校の卒業式と中学校の卒業式はまるで景色が違いました


本当にもうこのメンバーで一緒に何かできることはほとんどない

学区がない今、同じ高校に何十人も進学することはなく、高校にはほとんどの子が1人で進学します(それを思うとやっぱり中学受験をできる子は一足早く大人になってるんだなぁと今更ながら頭が下がると同時にうちの子には無理だったと実感)

まさに岐路に立つその瞬間が卒業式なのですね


最後の歌は「旅立ちの日に」でした

小学校の卒業式でも歌ったはずのその歌は、鳥肌が立つほど綺麗なハーモニーで、保護者も1.2年生も驚いていました(当日3年生は一度も歌の練習はしていなかったそう)

男子も女子も思いの丈をメロディに乗せているように感じました

完璧な合唱でした


式が終わり担任の先生がクラスごとに起立させ退場する、その姿が一番泣けました

先生はどのクラスも皆泣いていました

クラスの団結が最後に見えた瞬間でした

晴れやかだけど、少し寂しげに進むその姿はとても立派でした




そのあとは最後のホームルームをして、校庭で1.2年生に見送られて終了

そこでようやく親からスマホを渡してもらった子どもたちは大撮影会とLINE交換会が始まりました(笑)

1時間以上わちゃわちゃと写真をとったり話をしている姿を眺めながら、ムスメは本当に楽しい中学校生活を送れたんだなぁ、なんて幸せなことだろうかと、夫婦で噛み締めていました


その後昼食を取るためにとりあえず親子で帰宅したものの、クラスで打ち上げをする、といってサッサと家を出て夜までボーリングしたりみんなでご飯を食べたりして全然帰ってこず😆帰ってからもずっと興奮して今日の日の余韻に浸っていました




私たち夫婦はその夜ふたりでひっそり近所のお店で祝杯をあげました

少しずつ手を離していく段階に入ったんだなぁ

あと3年で成人しちゃう、なんて話をしながら



赤ちゃんだったのつい最近だったのに、辛い思いをさせまいと思ってきたのに、受験で悔しい思いをさせ、可哀想なことをしたと激しく後悔したけど…

立ち止まっているのは親だけで、本人は「大学リベンジ」を目標に、すでに新しい学校での生活を楽しみにしていて、いつの間にか親の私たちよりも先を歩いていました



中学の3年間、本当にあっという間でした

でも目覚ましい成長を(特にこの受験の3ヶ月に)遂げていました

一般受験なんてさせなきゃよかったんじゃ、と思ったことも何度もあったけれど、この子にとってこの辛い思いは必要な通過点だった、とやっとやっと心からそう思えました(遅‼️)




これからの高校生活はもっと早くてもっと成長しちゃうのかな

置いていかれないよう親もちゃんとバージョンアップしなくちゃですね



卒業本当におめでとう🌸