何を必死にしがみついていたのか、
情の付き合いはあっさり終わる。


情での付き合いって
可哀想とか助けたいとか...


つまり、尊敬とか応援とか
したいわけじゃなくなってる。
誤魔化してはいるのだけど。


でも、昔は尊敬とか、感謝とかしてたかな。
だから、助けたいって思ったわけで。


でもでもでも、
それは過去の話であって今じゃない。


よくよくよく考えてみたら、
昔からお世話してるのは自分の方だった!
なんてことありませんか?


終わりなんだ。さよならなんだ。


最近ね、古くからのご縁が
立て続けに切れた。


もうずっとずっと何年も
ストレスだったことが
自分でわからなかったんだよね。


それでもなんとか助けてあげたい、とか、
わたしはどれだけ我慢という浪費を
していたのだろう。


わたしなりに最上級で大事にしてたから、
わたしへの扱いが惨めがすぎる。


なんでこんなにもしてあげたのに、
こんな扱いを受けなきゃいけないんだ。
とか、思っちゃってる。


惨めがすぎる、
惨めがすぎる、
惨めがすぎる。


あー惨めだなあ。


でもこの惨めさは
自分では結構好きだったりする。


わたしってば
ダメなやつだなあ〜って
我ながら未熟さに笑えてくる。


こんなヤツか、わたし。って。


さて、嫌い合っても
古いご縁が立て続けに切れていくのは
寂しさを伴いますね。


寂しさをしっかり感じることができるって
めいいっぱい後悔なく付き合えたから
さようならを受け入れたってこと。


寂しさの中で
どうしても結ばれるであろう
未来のご縁に諦めにも似た期待を感じる。


頑張れ、わたし。






人とのご縁って
恋愛だとすごくわかりやすいんだけど、
昔付き合ってた人がどれだれ最低な人であれ、
そのおかげで成長できた自分がいるなら
それは“あの人のおかげ”となるじゃない?


だから今、
自分を幸せにすることが当たり前になっていて、
今、幸せなのなら、


切れたご縁で、悪いご縁なんて
ひとつもないのです。


楽しかった思い出を胸に、
全力のさようならとありがとうを。


吉野さやか