どれだけでも
優しくなりたい。


警戒することが不必要になるくらい
ありったけの優しさの中で生きたい。




わたしなら許してくれると
思われてるんだろうか。


助けたいと思って
ちょっと優しくしたら
どこまでも世話になろうとする人々に
最近、困り果てています。


今はその、処理に追われています。


自分で蒔いた種だから
お金も労力も時間も使ってお片付け。


立て続けに起きる現実に
こりゃわたしの何かが間違っているんだと
考えずにはいられない。


自立できるよう
厳しいことを伝えなきゃいけない時がある。
本音を伝えなきゃいけない時がある。
付き合いが長ければ尚のこと。


わたしはずっとそこから逃げて来て
自分のエネルギーを濁して来たんだ。


おかしいと思うことを
おかしいと言えずにきて
それでも許す自分を器の大きい人と
勘違いしているわ、わたし。


自業自得。
自分で片付けないといけない。


鬼みたいな自分に嫌になるけれど、
金づるなのか、役に立ちそうななか、
得になりそうなのかわからないけど
そんなふうに思われてるってことは、
舐められてるってことだ。


何を舐められてるんだ?
わたしのこの不浄の優しさだ。


不浄の優しさとは、
自分の優しさで悦に浸ること。
優しい自分に恋してる。


わたしってば
気持ち悪いなあ。
キモいキモいキモいキモいキモい


警戒することなく
純粋な優しさをめいいっぱい放出できる
世界で生きたいと思う。


いちいち警戒しなくちゃいけないのは
しんどいし、めんどくさい。


相手がどれくらい甘えてくる人なのかなんて
わかるわけないじゃん。
でも、わからなきゃいけないよね。


何を?


わたしがわたしに対する甘え、を。


これくらいいいっか!が、
どこまでも大きくなる。
消えてはくれない。


自分を知り、学びたいから、
どこまでもわかりやすく具現化してほしい!
っていつかのわたしは天に願ってしまった。
自分の魂に覚悟してしまった。


相手が気持ち悪い。
それは自分の気持ち悪さだ。

自立しなきゃいけないのはわたしの方だ。


はぁあああ
嫌われたい。




吉野さやか