生きてると
ついつい誰かや何かに
期待することってあるじゃない?
わたしの場合、
特に恋愛でそれを感じてた。
いつも恋愛がうまくいかない。
依存しすぎちゃって。
その依存って、
根っこは期待。
尽くすことの代償に、
幸せにしてもらいたいんだ。
その“してもらいたい幸せ”の中身はというと、
大事にされたい、愛されたい、
お金をください、全部ください。
なんて、
いやらしい女なんだ。
あまりに、あまりに、
恋愛に失敗する。
その失敗には
大きな痛みを伴い
大失恋となる。
そして
『また依存しちゃった...』
と思うんだ。
懲りずにまた、
全力で尽くしにかかるんだけどね。
ほんとにほんとに
大きな大失恋は、
彼だけじゃなく、
会社からも社会からもお金からも
なんなら、自分の身体からも
思いっきり振られた時。
同時多発に振られた。
人生に振られたようなものだ。
会社はクビ、
社会不適合者を自覚し、
借金は膨らみ病気にも発覚。
その借金の悲しさは、
生活費とか娯楽で膨らんだわけじゃない。
会社の給料が少な過ぎる上に、
経費的なものであるはずの支払いを
自分でしていたんだ。投資、投資、と思いながら。
人生最高のみじめよ。
ビルに潰されそうな錯覚で
渋谷をフラフラ歩いたわ。
なんでこんなにも
誰かや何かに尽くしてしまうのだろう?
この膨大すぎる尽くす力を
自分に使ったら何が起こるのだろう?
そこからわたしの人生、
変わりに変わった。
病気は治るし、お金は巡る、
人に応援されるようになった。
あー。
外側に向けていた期待は、
自分宛の欲求なんだとわかった。
パートナーにお金を稼いできて欲しかったら、
自分で稼げる力がある。
つまり、大事にされたかったら、
自分を大事にする力があって、
それは周りからも大事にされる現象を生む。
そこには周りを大事にしている自分も生まれる。
旦那さんへの文句や期待。
自分から言われてることとして実践すれば
そこには思いもよらない
現実創造が待っている。
吉野さやか