いい気分の勘違い。


いい気分じゃなくて、
陰が嫌いな偽りの陽キャラに
なってるだけなんじゃないのかな。


気分転換でいい気分になるのは
人間に必要だと思うんだ。


だけど、気分転換。


気分転換をしなきゃいけないほどの
本質に集中していたわけでしょ。


じゃ、戻らなきゃいけないよね。


気分転換でいい気分を通り越して、
もう二度とネガティブにならないように
陽キャラって...


で、どんどん下品になる。


流行り言葉を覚えたてで
ただ言いたいだけの中学生みたいに。
実際は若くもないのに。


そして本当は陰キャラ。





笑いたい時に笑って
悲しい時に泣けばいいのに、
なぜだか世界にいい気分を
強要されてるような気がして
陽キャラになっとけばいいや、みたいな。


ゾンビか。


重くていいし、暗くていい。
ぶっちゃけ自分らしかったら
なんでもいいわけで。


落ち込む人がいるから
励ます人もいる。


陽キャラでいなくちゃいけないのなら、
世界にこんなに人間はいらないよ。


自分の気分や機嫌ですら
コントロールしなくちゃいけない大人は
大変だとは思うけど、


でも、そんな味気ない
陽キャラにならなくても
いいんじゃないのか、と思う。


キャラクターって
そもそもつくるものではなくて、
本来、その人が持っているもの。


こんな当たり前のことを
言わなきゃいけないくらい
蝕まれてるのはなぜ??


自分のこと大事じゃないのかな。


“明るく前向きに”は
大事なことだと思う。


でも、ネガティブな気持ちの完了なくして
本気の前進はないのだよね。


吉野さやか