前回「お酒抜きのリレーション構築法 #1:ロケーション①」でも書いたお茶会、
私は大切なお客様であればあるほど、週1回か隔週で実施させていただいていました。
一人でお伺いすることもあれば、お客様のお好みの話題により、
チームメンバーを引き連れてお伺いすることもありました。
それが、コロナになり、お伺いすることが難しくなるように。
一応、オンラインで継続させていただくようにしましたが、
表情を読み取ることは非常に難しくなりました。
一時期、コロナが落ち着いて外出制限が緩和された際は、
必ず一人でも、お茶会は現地にお伺いしたい旨をお伝えし、
お客様ご本人、およびお客様の会社方針がゆるしている限りは、
お伺いするようにしていました。
やはり、その場で語ること、会が終わって席を立ちながらの会話など、
物理的な距離が近いが故に話せること、沢山あったと思います。
上司の中には、コロナ禍では心配くださって反対する方もいましたが、
私の会社の方針は、お客様の出勤方針合わせるということだったので、
自分の判断で、なるべくお伺いしていました。
やはり、この頻繁なお伺いが功を奏するのは、
たまにある、話をしづらい内容をお話ししなければならない際です。
お互いに、会社の代表として言わなくてはならないことなど、
敢えてこの場を使っていただいたり、こちらも使わせていただいたり。
あるいは、公式なお打ち合わせの場で厳しいことを言われる/お伝えする場が
あったとしても、お茶会の場で心のうちの思いをお伺いする/吐き出す場として、
お互い大変だけど頑張りましょう、という雰囲気ができることが多くありました。
ごく一部のお客様は、そういった柔らかな雰囲気の場を好まない方もいらっしゃったので、
そういう方とは無理にはセットしませんでした。
そうなると、大抵のお打ち合わせは表の場になり、
ほぼ常に勝負しているような感覚でしたが、
ふと廊下ですれ違う時などに声をかけて立ち話をしたりして、
プチ裏の場を作るようにしていました。
こういった表と裏の場が両方あることは、とても大切だったなと今でも思います。
お互い会社に属するサラリーマンながら、
人と人として会話することは、長くお付き合いさせていただく上で
大切なスタンスになってくると思っています。
なお、私は今2つのコーチングスクールで学んでいるのですが、
1つのコーチングスクールでは、声のみで感情を読み取る練習をしています。
これは、長年営業職の私からすると、目から鱗の発想でした。
そういうやり方もあるんだな、ということは知りましたが、
とはいえ営業職というものをあらためて考えてみると、
やはり直接お会いして、お客様の表情、お元気そうかどうかなど、
非言語の部分から得られる沢山の情報は、
本当に大切なことだと今でも思っています。
声のみで表情を読み取る訓練は進めつつ、極力お客様に会いに、
通う営業でありたいと思っています。