3ミラーの万華鏡に特別な鉱物を入れてみました。
青い粒は藍方石。
透明なキラキラは両錐水晶。
細い透明な部分は繊維石膏。
蜂蜜色はバルト海琥珀。
蛍光の写真で亜安く光っているのは琥珀です。
冷たい青色が蛍光砂。
琥珀と藍方石の色が合うかどうかは微妙なのですが、とりあえず、豪華ヴァージョンといて入れてみちゃいました。
やや酔狂な感もありますが、蛍光している琥珀も、キラキラな水晶も藍方石の青色もそれぞれ特別にきれいなので、どれかを抜いたり、何かを足したりして楽しんでいただければと思います。
ミュンヘンショー仕入れを中心に鉱物標本を新入荷しました。
まずは両錐水晶。
以前はこの形はニューヨーク州のハーキマー地区で採れる「ハーキマーダイアモンド」と呼ばれる水晶が群を抜いてきれいでした。
その名のとおり、ダイアモンドのようにキラキラと輝き、透明度が高く・・・・・
ここでダイアを引き合いに出しているものの、それはカットされた後のダイアモンドであり、カット前のダイアとハーキマーダイアを比べたら間違いなく、ハーキマーのほうが美しいはずです。
高温水晶に似た、柱面が短い両錐形は全体のフォルムも美しく、また、水晶特融の結晶面の境目がちょうどダイアモンドのカットのようで、キラキラと輝く原因になっています。
ところが数年前から、パキスタンでもハーキマーダイアに引けを取らない美しい両錐水晶が採れるようになりました。
・・・・・そんなわけで、今回入荷したのはパキスタン産の両錐水晶。
まずは直径約32mmのアルミケースに3つ入れました。
ラベルをつけてお届けします。
実は、このサイズを万華鏡に入れるととてもきれいなのです。
万華鏡に入れた写真はのちほどまた、アップします。
それから小さ目なものを3粒。
ミニチュア試験管にセットしました。
カルシウムとマグネシウムを含む珪酸塩鉱物で、角閃石グループの1つです。
繊維状結晶で、真っ白く、キラキラして見えます。また、幾分赤みを帯びているように見える欠片もあります。
今回蛍光鉱物として入荷したものは、ニューヨーク州のMalmartという地域で産出されるものです。
長波・短波で鮮やかなピンク色に蛍光します。
この記事にて、先に「透閃石」としていましたが、直閃石の間違いでした。ただ、やや(といってもほんのわずかですが)ピンクがかっているようにも見えるので、入荷時に付いていたラベルは直閃石でしたが、透閃石っぽいと思っていたための間違い。
ちょっと暗い部屋で撮影したので、あまりきれいに撮影できていない1枚。
こちらは販売分。昼間の自然光下で撮影したもの。
真っ白で繊維質結晶がキラキラしています。
長波では昭和30年代のセルロイドみたいな色です。
写真でみるより、肉眼では鮮やかなピンク色をしています。
結構ちゃんとしているデジカメなのですが、最近は万華鏡の写真などもスマホのほうがきれいに撮れるみたいで、この透閃石の写真もスマホのほうが、肉眼に近い色で写すことができました。
短波。
こちらはデジカメでの撮影です。
今回の長波・短波での色の違いは長波が可視光に近いため、長波に含まれる可視光の中でも紫、藍色、青色の波長が混ざっているからかなと思います。
販売分の自然光下の写真は上の集合写真と、下の写真がG。
以下はブラックライト長波照射時。
箱のサイズが4cm角です。
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