ラブラドライト。
一面だけを研磨してある標本です。
A
この面だけ研磨されています。
ラブラドライトに出る遊色効果は平行な面に現れます。
・・・・・ということは、裏面。
裏面は研磨されていません。
ただし、割ったというよりは遊色面を意識して切断されたという断面なので、
それなりにきれいです。
個人的には、切断面より端っこのほうの断崖雪壁な部分にもうまい具合に少しづつ遊色面と同じ角度の部分があり、そこはいわば自然な形で、角度によって、そこがギラリと光る様子は、鳥の羽根みたいです。
写真だと、ちょうど上のほうの部分です。
B
これも、表面と裏面。
裏面はAの標本ほど平らではないので、いろいろ角度を変えることで光る部分が移動します。
C
Cの標本の裏面は切断された不自然さはほとんどなく、より自然な状態での遊色効果を観察できます。