緑鉛鉱は、鉛の鉱石を採掘される際に一緒に産出されます。
ギリシャ語で「火」の意味のpyr と、「形」という意味の morphe が合わさって英名Pyromorphite と名付けられました。
形状はさまざまですが、今回の標本のような六角形柱状のものが多いです。
緑鉛鉱の化学組成式はPb5(PO4)3Clで、リン酸塩鉱物に分類されます。燐灰石と同じ結晶構造を持ち、燐灰石グループに属します。
黄鉛鉱と固溶体を成し、緑鉛鉱のリンが砒素に置き換わり、黄鉛鉱(Pb5(AsO4)3Cl)となります。リンが多いと緑、砒素が多いと黄色になるという説があるのですが(名前からも推察されます)、緑鉛鉱には茶色のものもあるので、どうなんだろう・・・・・
今回の標本は緑がきれいです。
フランス産のもっと透明度が高く、爽やかな翠色のものはとっても高価です。
もっと透明感のないものや抹茶色みたいなものもあるので、それに比べると、お手頃なので入荷しました。
週末の月光カフェでも販売しますが、先に3つだけ今夜きらら舎にて販売します。
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