氷晶石 | 天氣後報

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天氣後報-氷晶石

【氷晶石/Cryolite】

Ivigtût, Arsuk-fiord, Greenland


7月31日に発行予定の『ルーチカ図鑑 鉱物 I 』に掲載した鉱物です。

「なんでハロゲン化鉱物??」というような図鑑の裏話は、ルーチカブログに掲載していますので、ご覧ください。


http://ruchka-info.stelklara.net/?eid=8


こちらのブログではルーチカとしてではなく、きらら舎サイドのさらなる裏話を書いておきます。


さて、この氷晶石。

見た目はかなり地味です。

1799年にグリーンランドの上記産地にて発見された鉱物です。

発見された時、氷と間違えられたというエピソードもあり、それがそのまま英名にもなっています。

クリオライトのクリオはギリシャ語で「氷」という意味。「溶けない氷」とか「氷の石」とか訳されることが多いようです。


ルーチカ図鑑では実際に所有している標本、またはかつて所有していた標本の写真をもとに、TOKOさんが博物画を描いています。

氷晶石は以前に持っていたのですが、写真がみつからず、掲載は断念していたところに偶然の入荷となり、今回、ハロゲン化鉱物を3点掲載することができました。


標本の販売は今週末の標本カフェで数点。きらら舎には1点。

ルーチカ図鑑の特別パッケージ版として数点。

残り数点を図鑑の販売に関するイベント(開催すれば)と年末のルーチカカフェで行う予定です。