黄鉄鉱は、立方体の単結晶が一番有名かと思います。
彫刻家が作ったような金色の立方体。
それが自然の形というのが、なんとも不思議です。
今回、月光カフェで販売中の黄鉄鉱。
まずはスペイン産の母岩付。
以前からの店頭在庫には母岩なしのものもあります。
店頭販売は今月いっぱい継続します。
なお、鉱物カフェご来店者優先ページ(※)では少し販売します。
黄鉄鉱は硫黄と鉄の化合物です。
硫黄と鉄の比率によって、色合いや光沢が変わってくる上に、酸化しやすい(錆びやすい)ので、そんな状態の違いでもなんとなく雰囲気が変わってきます。
スペイン産と同じくらいに産地として有名なのがペルー。
今回入荷したペルー産黄鉄鉱は立方体ではなく、十二面体のもの。
小さ目ですが、博物画によく見られる標本。
スペイン産より黄色味が少し強く、金ピカ感があります。
(ぺルー産の標本は継続して店頭販売するとともに、鉱物カフェ時にも販売していましたので、一部は直にきらら舎一般ページ~第壱標本室~にアップ予定です)
ペルー産の黄鉄鉱では、他の鉱物と共存しているものも、きれいです。
現在、店頭で販売している標本は、水晶と共存しています。
また、写真の標本のように輝安鉱を伴っているものや、鶏冠石を伴っているものがあります。
※
今月の鉱物カフェは、ツーソンショウの入荷が間に合わなかったため、ご来店いただいた方へは優先ページにて到着分の標本をご案内しています。
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