淡いブルーの鉱物欠片を小壜につめた、夏の滴壜シリーズ。
第2弾はブルーカルセドニー。
和名は青色玉髄(または青玉髄)。
鉱物としては石英の一種で、微小な石英の結晶の隙間に不純物が入り込んで玉髄とか瑪瑙になります。
全体的に紅色のものが紅玉髄(カーネリアン)。
緑色のものが緑玉髄(クリソプレーズ)。
石英や蛋白石が縞模様になっているものが瑪瑙(アゲート)。
透明度が低いもの(含まれる不純物が多い)ものが碧玉(ジャスパー) 。さらに碧玉と中でも赤い斑点があるものが 血石(ブラッドストーン)など。
いろいろ細かく名前が付けられています。
カルセドニーという名前は、ギリシアのカルケドン(Chalkedon)で、かつてたくさんの青い色の玉髄が産出されたため、青い玉髄をカルセドニーと呼ぶようになったので、つまりはカルセドニーといえば青い玉髄のことだったのですが、その後、玉髄全般がカルセドニーと呼ばれるようになったため、青色のものを特にブルーカルセドニーというようになりました。
ブルーカルセドニーの中でも、縞模様がきれいなものはブルーレースと呼ばれます。
今回の欠片は、研磨された粒々ですが、透明感のあるきれいな欠片です。
よく見ると縞模様があるものもあります。
ミニチュア試験管入仕立も作りました。