来週のルーチカフェスのテーマ『惑星巡回寫眞展』、『URANOIA』に合わせてきらら舎の商品アップも宇宙とか夜空っぽい鉱物を揃えました。
まずは「そのまんまのラブラドライト」。
全く研磨されていないものです。
螢石のモース硬度は4なので、サンドペーパーや砥石を使ってきれいに研磨することができ、アルゼンチン産の縞々螢石などは結構いい感じに仕上がりましたが、ラブラドライトの硬度は6~6.5なので、研磨はできることはできてもあまりきれいなラブラドレッセンスがでるほどには磨けませんでした(続き、チャレンジしてみますが)。
ただ、このままでもちゃんとラブラドレッセンスが出る欠片です。
ラブラドレッセンスの原因は、ラブラドライトの結晶構造によるものです。ラブラドライトは曹長石と灰長石が半々に含まれる長石、曹灰長石で、曹長石と灰長石は薄い層で規則正しく交互に重なり合っています。これにより、薄層による光の干渉で美しく光るわけです。そして、その輝きを見ることができる面は限られていて、ある面でラブラドレッセンスを見ることができた場合は、それと並行する裏面にも出現します。
そんなわけで、できるだけ平らで裏表が平行に割られた欠片を選って入荷してきました。
うまく磨けたら、また撮影してみます。
ご購入いただいた方は磨くのは面倒だったら、水にぬらすときれいです。