妖精の棲む森アイテム/Fairy Tube | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

妖精の棲む森にはいくつかの小さな泉と、蒼の湖と呼ばれる湖があります。

夕刻になると、水際を光る粒が浮遊乱舞する光景を見ることができます。

わたしがこの光景を見たのはちょうど夏の始めでしたので、てっきり螢だと思っていましたが、後日、ステルクララに住む少年から、それは妖精の尻尾だと教えてもらいました。


流星群には母天体となる彗星があります。

彗星が太陽に接近すると、水などの揮発成分と一緒に大量のダストが放出されます。これと似た現象なのだそうです。

妖精は空中を飛行する際に、目には見えませんが浮遊するための物質を放出していて、これが泉や湖や小川などからわずかに蒸発する水分に触れると、その粒子が光って見えるのだそうです。


綺麗だったので、ポケットに入っていた試験管に、その粒子を入れました。すると少年は


「特殊な化学変化だから、どこの水でも光るわけじゃないんだ。むしろこの泉の水ごと壜に入れてしまうといいよ。」


と、さらにアドバイスをくれました。


これが、その時に採集してきた泉の水と光る粒です。



天氣後報-Fairy Tube


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もちろん、すべて妄想話です。

Fairy Tube は現在テスト中で問題がなければ販売します。