7月末にカフェの工事をします。
開店から10年間働いてくれていた天井のエアコン。大は小を兼ねるってんででっかいんです。
昨年はガスを注入して、猛暑日には室外機に水をかけたりしてなんとかしのいできましたが、節電必須のこの夏に一番の節電は、このエアコンそのものを替えることでした。
エアコンを替えると現在使っている配管も使えないとのことで、しかも、配管は天井を通り、壁の中を通って室外機へつながっているため、エアコン交換の後、壁の修復工事も必要となります。
そのため、カフェの工事のため、3週間お休み、、、、、、となったわけです。
でも、今年は東北の店舗や会社の修復・復興優先なのでエアコンの本体そのものの確保が難しいこと、地デジ工事で電気屋さんが忙しいことの理由で、一応決めた工事日も、本当にその期間でできるのかわからない状況でした。
梅雨明け宣言と同時に一気にスパートをかけたような夏のスタートダッシュに驚きながらも、何とか日程を決めることができ、予定どおり8月6日(土)・7日(日)に開催のはこびとなりました。
今回は鉱物倶楽部発足2回目の鉱物カフェ。
発行する鉱物手帖02の特集は 螢石 です。
写真は鉱物カフェに行う、鉱物倶楽部理科時間の実験です。
蛍石というと蛍光するというイメージがありますが、実際にブラックライトで蛍光するものはごくわずか。比較的入手しやすいもので、自然光に含まれる紫外線で蛍光するのはイギリス産のものしかありません。
でも、蛍石というからには、どんな蛍石でも蛍光するのです。
それは火にくべた時。とっても加熱した時。
でも、破裂して飛び散るため、危険なので家ではあまりできません。
今回は、小さな欠片を熱する実験と、加熱した鍋に蛍石の粉を撒いてその蛍光を観察する実験を行います。
肉眼ではこんなにはっきり光って見えず、まず暗い緑色の電気がついたように、蛍石の欠片が明るくなります。
その後、菫色に変色して明るくなっていきます。この時点でパンパンと弾けます。
ファインダーでのぞくと、肉眼では顕著ではなかった蛍光が、とっても青くはっきりわかります。
写真でも、ファインダーでのぞいたままの映像となります。それが上の写真。
熱した鍋(あるいはフライパン)に蛍石を砕いた粉をふりかける実験は、参加される方全員にやってもらう予定ですが、夜光虫が波頭で光って消えるような、一瞬、小さな天の河が出現するような、ちょっと幻想的な瞬間を体験できます。
予約は本日7時頃から受付開始します。