苔栽培実験 | 天氣後報

天氣後報

東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

昨年、ドールショウのテーマで『理科學研究所』セットを作りました。

そこで、小さな苔壜を展示していたのですが、それが欲しいってお客さまが多く、結局お分けしてしまいました。



その時のブログ記事  >>植物と鉱物の共生の研究


実は、苔はいろいろ栽培実験をしています。


苔は日陰のじめじめしている処にあるものというイメージはありますが、実は、いろいろなタイプがあります。

ドールショウで配布したのは砂苔という種類。

これは比較的育て易いものだったのですが、すぐに枯れてしまったという方もいらしたので、きちんと育て方の説明ができるように、現在、栽培実験をしています。

自宅のあるマンションの3階通路にトレイに入れた苔を並べています。


かなりほったらかしの過酷な状況下で生きています。


冬の間は雪が積もっていたり。

水も気づいた時にしか与えません。

その結果、丈夫な種類を特定することができました。


お気に入りのヒツジゴケはこの環境では全滅してしまいました。


ところで、夏至の今日。

東京も30度を超えました。


苔は気づくとかなりぱさぱさになっていました。



天氣後報-苔


この写真は慌てて水をやった後のものなのですが、写真の真ん中あたりが、ヘタレている状態の苔です。

触るとかさかさしています。


それが水を与えた後、数分で、、、、、、、



天氣後報-苔

ちょっと膨らんできて、、、、、



天氣後報-苔

だんだん、いつもの状態に戻ってきました。

上記の写真。上のほうは膨らんできたもの。

下のほうは星が咲いたように見えるいつもの元気な状態です。


ちなみに、もう1種類、タフなやつはシッポゴケ。



天氣後報-苔

チョット赤くなってしまいましたが、まだ元気です。


秋の『小さな百貨店』で小さな陶器のおうちを作っている作家さんとコラボで、作ろうと思っているミニチュアジオラマ標本に使う予定です。