オイル(石油というか原油)が入った水晶は何度か入荷していますが、タールも一緒に含む場合が多いのですが、今回入荷分は比較的タールが少なく、オイルの色も黄色く、水晶自体の透明度も高く、きれいな結晶です。
このようにオイルを内包している水晶は両錐の比較的小さな結晶が多いようです。
オイル入り水晶の魅力は、中のオイルが紫外線で蛍光すること。
上の写真が短波で下が長波の紫外線を照射した時。
きらら舎で販売しているカプセル型の安いブラックライトでももちろん蛍光を確認できます。
太古のオイルが閉じ込められていると思うと、ちょっと神秘的だったりします。
ところで「太古のオイル」と考えていくと、石油(原油)は化石燃料です。
つまりは有機物(生物)が原料ということです。でも、水晶は熱水の中で生まれます。オイル入り水晶も例外ではなく、内包されているオイルは熱水中にあったものです。
しかし、水晶が生まれる熱水に生物は存在しません。そんなことから、ウクライナでは石油が有機物からできるのではないという説が強く、研究もいろいろ行われているそうです。
とりあえず、きれいなので、石油の無機起源説については専門家に任せることにします。
アルミケースでお届けします。