オパール1 | 天氣後報

天氣後報

東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

エチオピア産のオパールです。

オパールというとまずはオーストラリア産。これは宝石として取り扱われていて有名です。

鉱物標本としてはメキシコ産。燃えるような色が美しいオパールです。そしてアメリカのオレゴン州で採集されるオパール。


ところが10年ほど前からエチオピア産のオパールが鉱物市場に登場しました。正確には1993年にケニアの宝石市場に登場したのがエチオピアンオパールのデビューのようです。


このオパールの鉱床は、アフリカ大地溝帯の西側、シェバ地方の標高2450mの高原地帯です。採掘場まではロバが通れるだけの道しかないのだそうです。


現在はアメリカとエチオピアの合弁企業が20人に満たない人数の鉱夫を使って採掘していて、作業は全て手作業(なんてったってロバしか通れない道を行くので大型機械は持ち込めないのです)。

そのため大量に出回ることもありませんが、ヘリコプターと大型機械を投入すれば大量採掘もできるようになり、そうなれば価格も上がってくるのかなと思います。


また、某ラ○○ーのように独占によって価格が高騰してしまうことのないように祈るばかりです。




天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎

Aは踊る色が青や翠、紫と寒色が多く、個人的にお気に入りです。




天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎

Bはコロンとした標本で、実にいろいろな色が現われます。角度によって翠だったところがオレンジに変わったりたくさんの色が光の粒になって入り乱れているような現われ方で美しいです。




天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


天氣後報-オパール/きらら舎


Cは一番大きな欠片で、遊色効果が見えない角度がないというハイランク品です。



写真に捉えることがなかなか難しいので、入荷したほとんどは店頭の鉱物抽斗にあります。ご来店いただき、抽斗ごと席に持って行って、じっくり選んでいただければ幸いです。

きらら舎にはこの中から少しづつ撮影してアップしてみます。


また、店での保管、お届け時にはケースに入れたままです。

一般的にオパールは水に浸して保管することが多いようですが、エチオピア産のオパールは乾燥したところで採集されているため、水に浸す必要はありません。

でも、水に浸したほうがきれいではあります。

一度水に浸してしまうと、再度乾かした場合に白濁したり、割れたりします。水に浸けてしまった場合は、乾燥させないようにご注意ください。