理科豆本/星巡りの手帖~冬~ | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

今日は、かねてから約束をしていたヒルズのスカイプラネタリウムへ行ってきました。

無数の星々の中を歩くということが画期的ではあるのですが、五島プラネタリウム世代としては、ちょっと物足りなかったかなと思います。

同行者はさらに観光を兼ねての物見遊山で、銀河のことも星座のこともよくわかっていない人だったのでさらに消化不良だったのではないかしらと思います。

(通路の真ん中に設置されている地球もレンズ型の紙を貼った継ぎ目があってやや興ざめ。部屋もそれほど広くはなく、通路の左右、天井~でも真上はきれいに投影できていないので、北極星がみつからない~に無数の星があるにはあるのですが、どの星が何なのかという目印や、もちろん星座線などが全くありません。たとえば、星座を指定したり星を指定したりする音声が流れて、他の星が一旦消えて、その星だけが点灯するなどしてくれればわかりやすかった。)


そんな中で、理科豆本の星巡りの手帖をアップしていなかったことを思い出した次第。



天氣後報-理科豆本/星巡りの手帖~冬~


天氣後報-理科豆本/星巡りの手帖~冬~


天氣後報-理科豆本/星巡りの手帖~冬~

たった1年間だけ小学校教諭をやっていた時代にネタ帖的に作っていたノートをモトに、ごく基本的なことを小さな豆本にまとめてみました。

11月のルーチカカフェ『URANOIA(天体嗜好症)』に合わせて発行したルーチカ手帖には春夏秋冬の星座探しや天の河の位置などを簡単に書いています。

これの中の冬の星座を「理科教師とその生徒たち」を登場人物に仕立てて、巡ってみました(ルーチカ手帖に掲載している星座にさらにふたご座とぎょしゃ座を加えています)。


残業の帰り道や、夜中にコンビニに行く時、ふと窓から夜空を眺めてみた時など、今見えている星がなんという名前なのか、天の河はどの辺りに横たわっているのか、どこを結ぶと何座になるのか、その星座の持つ神話などを知っていたら、少しだけ楽しいかしら、、、というものです。


もうすぐふたご座流星群です。

今年の極大は14日の20時ごろと予想されています。この日の月齢が8.4日なので、20時ではまだ夜空に月が出ている状態です。ふたご座の位置もまだ低いと思います。

放射点が低い時には、流星のモトは大気に斜めに飛び込んでくるため、流星群の活動自体は活発でも、流星の出現数は多くありません。

月齢8.4の(半月~上弦~を1日過ぎた)月はほぼ午前零時に月没と推測できます。

この時間ならばふたご座はずいぶん高い位置まで上っています。ですので、午前零時から午前4時くらいまでが観測に適しています。


晴れるといいのですが。