雪風景の標本 | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

海月の蛍光標本を作ったり、鉱物関連な人たちと鉱物標本に見とれている場合ではなく、明日はルーチカカフェ。昨日入荷した鉱物は明日のカフェで店頭にも並べますが、きらら舎へのアップは日曜日夜~来週の予定です。


……ということで、新入荷の鉱物や化石の紹介を一旦中断して、明日のルーチカカフェで販売予定のものを紹介することにします。

明日のルーチカカフェは「ルーチカ教材部」ということで教材をたくさん展示販売し、その中のいくつかは、その場で作ったり遊んだりできる、、、、、というイベントです。

ルーチカの遊び場、空想の街「ステルクララ」にある学校(ギムナジウム)。きらら舎はそこではギムナジウムに出入りの教材業者ってことになっています。

ですので、イベントのお客さまはギムナジウムの生徒ということになり、学校のカフェテラスで生徒たちが購買部で買った教材を組み立てたり、遊んだりするように、お客さまにも楽しんでいただこうというもの。


今回紹介するものは『雪風景の標本壜』。

蛍光標本に負けないくらい怪しいのですが………。


硝子壜に入った鉱物の欠片と薬包紙に包まれた白い粉がセットです。



天氣後報-雪風景の標本/きらら舎

ブリキのスクリューキャップに鉱物の欠片を入れて、薬包紙に入った白い粉をまずは、ご購入ください。

写真のものは天青石(中がわかり易いようにラベルは貼っていませんが、販売分はラベルも貼ってあります)。



天氣後報-雪風景の標本/きらら舎

鉱物を取り出して、白い粉を壜に入れます。

ここにスポイトでまずは5mlの水を入れて、かき混ぜます。

白い粉から勢いよく雪が生まれます。

実はこれ、ポリアクリル酸ナトリウム。水を吸って膨らみます。膨らむとまるで雪のように見えるので雪を使ったスタジオ撮影などで使用されます。

水を10ml入れると壜のいっぱいの雪となります。


これに鉱物の欠片を置き、飾ってください。


本当は、8月の鉱物カフェ(※)で販売しようとしたものですが、水を入れてかき混ぜる時が楽しいので、今回の教材イベントでも販売することにしたものです。


※鉱物カフェ 8月7日(土)・8日(日)

鉱物標本をより楽しむためのイベント。

ポリシー的にはフジイさんの『鉱物アソビ』と一緒で、素晴らしい標本を蒐めてきっちり保管する「正しい鉱物コレクター」ではなく、美味しそうな鉱物をグラスに入れて飾ってしまったり、きれいなチョコレートの箱やキャンディーの缶に入れてプレゼントしたり……そんな雑貨的鉱物アソビのイベント。

それに適した鉱物たちも多く販売します。