昨日紹介したローマングラスGについて、お問合せがありました。
これはベースの硝子の色は濃い目の青。
光に翳すとブルーグレイの硝子になります。
濃い目の青なのに、ブルーグレイってどういうこと???……という質問です。
なので、訂正します。
硝子は濃い目の青に見えますが、光に翳すとブルーグレイです。
そこで昨日のGのものをもう一度撮影しました。
昨日の記事はこちらです >>http://ameblo.jp/sayanet/entry-10550874381.html
それで、これがGの欠片。
本日は白い板の上で撮影してみました。
ちなみに、背景が黒だとパティナの色がよくわかり、白を背景にすると硝子の色を確認しやすくなります。
この欠片はとっても銀化した白銀色の上にパティナが出ているので、白を背景にしてもその部分のパティナはよくわかります。
全体のパティナはこんな感じ。
硝子の部分は濃い目の青色です。
光に翳して、パティナがまだ見える角度だとこんな感じ。
硝子部分のパティナが見えない角度で光に翳すと、こんな色になります。
そこで、もう一つ。
J
これはベースの硝子は濃い目の翠がかった青。
パティナが強い欠片です。
角度を帰ると赤が燃えるようです。
同じ面を角度を変えて撮影すると、赤いパティナがほとんど見えません。
これがローマングラスの不思議で面白いところです。
さきほどの赤を向かって左にして撮影すると、翠から青、赤とグラデーションになって輝きます。
では、これを光に翳すとどうなるか。。。。。
クレーターのように凹んだ部分に現れている赤いパティナはさそり座の心臓の星アンタレスのように光っています。全体に強いパティナがでる欠片だったので、青いパティナもかすかに見えます。
これをさらに角度を変えます。
見えていたパティナがまったく消えました。硝子の形状や写真では上の断面に見える銀部分から、同じ面の写真とわかると思いますが、こんなにきれいに消えてしまうのも、パティナの面白さです。
ローマングラスをお求めくださった方、特に濃い色の硝子を買われた方は、ぜひ光に翳して眺めてみてください。ぎらぎらしていたパティナが消えて、ローマ時代の気泡がたくさん入った硝子の姿に戻ります。