ツーソンショー仕入れ分。
【蛍石/Fluorite】Mexico
Naica, Chihuahua, Mexico
なかなかアップできないまま店の鉱物の抽斗で眠っていましたが、ようやく起こすことにしました。
A
写真では紫っぽいのですが、肉眼では紫っぽいところと緑がかった藍色の部分があります。
窓辺と室内でも色合いが異なり、ぐるぐる回していろいろな角度から眺めると実に不思議なニュアンスで色が変わる石です。
現在、窓辺の自然光の中で他の標本を含めて並べて眺めていますが、ほぼ緑がかった藍色のインクを水に流したような色合い。
でも、写真はそれよりずいぶんと紫がかっています。
B
これは若干「緑がかった藍色」をわかってもらえる感じに撮影できました。
蛍光灯や白熱灯でも色が違って見えそうです。
蛍石の結晶の形もよくわかり、机の上に置くとローマ時代の建造物のようで、ちょうど硝子でできたレンガで造ったアーチのように見えます。
C
Cの標本も蛍石の結晶の形が美しく、部分的に濃く透明度が低いところと透明度が高いところが混在しています。
ルーペで覗きこむと楽しい標本。
D
Dの標本も紫がかった藍色と緑がかった藍色が光の加減でいろいろ見える標本です。
透明度が高いので、覗きこむと南国の海の中のようです。
E
Eは等軸晶系の見本のように大きな四角い標本です。
透明度が高く、角度を変えるとニュアンスが変わる色合いも楽しいです。
長くなりそうなので一旦投稿します。
つづきでは、角度によって色が変わる部分を紹介します。