活字に最適なインクのこと | 天氣後報

天氣後報

東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

活版活字をスタンプのように紙に、手捺しする時、ほとんどゴム印や銅版スタンプと同じなので、使用するスタンプパッドはどんなものでも問題ありません。

ただ、紙がけばけばしてるのか、つるつるしているのか。吸収性が高いのか低いのか……、そんな紙の性質と使うインクが合っていて、さらに、紙によってインクをたっぷりつけるのか軽くつけるほうがいいのか。ぎゅっと捺したほうがいいのか、軽くポン!と捺すのが適しているのか。そんなことも、試してみるしかありません。


ただ、かなりデキルインクを発見しました。


先日のスタンプカーニバルでツキネコで最近発売されたインクをいろいろ試してみました。

その結果、バーサファインが細かい線をくっきり出すのに優れていました。



天氣後報

とりあえず8色を仕入れてみました(使用した活字はイギリス活字のクリスマスボーダー。セットの実は捺していません。結構この活字は使えます)。


上の段、左から、

Crimson Red (クリムゾンレッド)

Taffee(タフィー)

Vintage Sepia(ビンテージセピア)

Smoky Gray(スモーキーグレイ)

下の段、左から

Onyx Black(オニキスブラック)

Deep Lagoon(ディープラグーン)

Olympia Green(オリンピアグリーン)

Majestic Blue(マジェスティックブルー)


残りのサテンレッドやスパニッシュモス、ハバネロ、インペリアルパープルは次回入荷となります。


乾きが速く、油性ピグメント(顔料)インクなので、乾いた上から水性絵の具などで着色しても滲まないし、活字にインクが残ってしまっても錆びる心配も要らないし。とりあえず、活字のインクに悩んだら、これがいいかもしれません。