鉱物標本はもちろんそのまま眺めるのもいいのですが、光に翳したり水に浸したりするとさらに美しい場合があります。
光に翳す際も、角度や光源によって鉱物は微妙な色の違いを見せてくれます。
また、鉱物はルーペで拡大すると、またその表情が変わります。表面の凹凸や仄かなグラデーションなど……。
それを手軽に鑑賞しながら万華鏡にしてしまったのが木枯らしのエチュードです。これは、鉱物ともう一つ、古い時計部品の欠片を眺める愉しみもあります。
では、水に浸すのはどうしようか。
もともとスノードームには鉱物や貝殻やびんなどを入れていました。ただ、接着剤の耐久性を考えて作品の販売はミニチュアサイズのものしか販売はしていませんでした。
それで、木枯らしのエチュードのように「携帯できる」ものを作れないかと思ったところから、スノーチューブは生まれたわけです。
スノーチューブは中に入れるものによって、きっといろいろ楽しめます。
キットや完成品の販売時には、予め古い英書の頁の紙片を入れてありますが、キットを組み立てる際にはここから作成してください。
メッセージを書いた(あるいは活字やスタンプで捺した)紙片を用意して細いチューブに入れます。
これをシリコンキャップの穴にさしこみます。
次に本体チューブに細かい鉱物欠片や蛍光砂などを入れ、グリセリンや水を注ぎいれます。
そして、空気や余分なグリセリン(まはた水など)を押し出しながら栓をします。
ちょっとコツがいるので、それを書いた説明書もつけておきます。