イギリスのプリンターズドロワーを入手しました。
本当はこれが何段も重なっているのですが、買えるのはここまででした。
発送作業場兼倉庫にはもう置く余地はなく、仕方なく、自室作業エリアへ設置することにして慌てての大掃除をしました。
上の抽斗たちは、時計部品や万華鏡パーツ入れで、下の12段が昨夜届いたドロワーズです。
……と、いうわけで、中身の販売を開始します。
まずはLeaderシリーズから。
「Leader」というのは破線とか点線のことですが、これは10ポイントに点が5つ並んでいるものです。
なぜか微妙に 大→小 に並んでいます。
適当に並べて捺してみました。ガイドをちゃんと置いて捺せば長い点線が捺せるかもしれません。
イギリス製欧文活字は現在きらら舎で扱っている日本製の活字とは若干サイズが異なります。
日本では活字の長さは0.923インチに統一されていますが、アメリカ、イギリス、スペインでは0.918インチです。
比べてみると、日本の活字よりほんの少しだけ短いことがわかります。
ちなみにドイツやフランスでは0.928インチで、日本より少しだけ長く作られています。
「ポイント」のサイズ表記は日本とイギリスは同じです。
欧文活字は世界中に大きくわけて2種類のpointが存在するのですが、日本ではアメリカ、イギリスで使用されているのを同じアングロ・アメリカンポイントを採用しています(1point=0.3514mm)。
世界で使われている欧文活字にはもう一つあり、このアングロ・アメリカンポイントと、もう一つフランス発祥のディドーポイントというもので、これは1point=0.3759mmとなっています。