磁性流体とは、磁性超微粒子を分散媒と呼ばれるベース液に分散させた液体です。
5月のカフェイベント『結晶學』に向けてキットが届きました。
(1)手袋をはめてシャーレにスポイトで、少しだけ磁性流体を出します。
直径が2cm程度の円ができるくらいで十分です。
(2)ボルトにネオジウム磁石をくっつけます(ボタン電池のような形状のネオジウム磁石に取っ手をつけたようになります)。
(3)磁石を上にして磁石のくっついたボルトを持ち、その上に静かに磁性流体の入ったシャーレを近づけていきます。
円形の油たまりに小さな棘ができてきました。これを「スパイク」とよびます。
油断をして急に近づけると、ネオジウム磁石が強力なので、バチン!とくっついて、磁性流体が飛び散りますので、慎重に近づけてください。
もう少し近づけます。
近づけすぎるとスパイクは小さくなります。
「結晶」ではないのですが、磁力線を目に見える「形」にして、きれいに並んで突き出たスパイクを楽しんでもらいたいと思います。