活版印刷の機械には、大きく分けて2種類あります。
一つは昭和の時代の活版印刷屋さんが使っていた大きな電動の機械。
もう一つは手キンと呼ばれる、小さな手動の機械。
手キンの印刷機があれば、「正しい活版印刷」を多少は再現できるのですが、一般の方が持つ価格でも手軽さでもありません。活版活字の、あのちょっと凹んだ文字の趣を、個人レベルで楽しむには、手で捺すことが一番の近道です。
そんな活字の楽しみ方を考える一方で、道具についても、利用方法を考えています。
文選箱を額に見立てた立体コラージュから、ゲラやインテルも何かに使えないかなあと思っています。
ゲラは、今のところ、カフェイベントでの展示台になっています。
インテルはどうしよう、と思いながら、薪にできるほど大量に集まってしまいました(自分で買い取っているのですけど)。
そこで、豆本とミニチュアの専門サイトを立ち上げたことをきっかけに、
ミニチュア標本の額などを作ってみました。
左が小さな燐寸箱にはってみたもの。
右側は、インテルだけでミニチュア標本箱を作りました。
左は強蛍光螢石で、右は緑魚眼石。
インクがしみたりして単なる古材には決して出すことができない
味わいがあります。
インテル、、、、、こんなにあります。