ドミニカ共和国産のラリマースライスです。
ラリマーは数年前。卵型のものなどを扱っていたのですが、その後価格が高騰し、高騰の原因に対する反発と個人的な石の価値と販売価格が合わなくなったため、取り扱いを休止していました。
今回入手したものは、スライスされたもので、宝石として取り扱われるランクに比べればかなり劣りますが、研磨されたものが多い中、原石の雰囲気を残しているところが気に入り、入荷しました。
20代の頃は、友人に脳の研究をしている人がいて、月光浴やアフォメーションと呼ばれていることに興味があり、実際に不思議なこともいろいろあったのですが、研磨した鉱石に着色してパワーストーンとして販売されているものが目立つようになったため、鉱石のヒーリング効果については「気にせず触れず」という主義になりました。
ラリマーは市場に出回るようになってから、急激に、そんな「癒し系石」としてもてはやされ、パワーストーン論嫌いの鉱石マニアから敬遠されてしまったようにも思います。
でもラリマーは、本当はきれいな石なんです。カリブ海の空や雲やそれを映した海のようで。
青好きとしてはやはりはずせない石ではあったのですが、研磨すると違う感じになってしまうし、採掘したまんまでは青の美しさが引き立たないという中で、これがいちばんちょうどいい状態なのかもしれません。