天青石の卵型。
マダガスカル島で産出される天青石は、堆積層中でボール状になるものがあります。割ってみると内部が空洞になっていて、そこに結晶が密生しているという状態です。
これはそれを卵型に研磨整形したもの。
和名:天青石の名前の由来はもちろんその色にあります。英名:Selestine(Selestine)も空という意味があります。澄み渡った空の色……。
宮沢賢治の作品の中では、流れる水の色にたとえられたりもしています。
卵の内部に拡がる天青石の結晶世界は光があたる部分は美しい空色で、奥深くは深い水の色に見えます。