メタモルフォシス | 天氣後報

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メタモルフォシス

メタモルフォシス(またはメタモルフォーゼス)。


ブラジルのMinasu Gerais州 Teofilo Otani の北125kmの地点で産出する乳白色の水晶です。一般的にこの水晶はミルキークォーツ(ミルキー水晶)と呼ばれますが、この産地から採れるものは特別に「メタモルフォシス」と呼ばれます。
これはクリスタルワーカーのメロディ女史が名付けました。彼女はアメリカの著名なクリスタル研究家でありヒーラーで、カボションに磨くと美しいスターが出ることや、ガンマー線を照射すると黄緑色に変化するので、変化という意味の「メタモルフォシス」と名付けたそうです。今回到着した標本はすべてメロディ女史の提供で、彼女の保証書というか認定書がついています。
貝殻や鉱石の名前というのは、実にうまい付け方をしているなと思いますが、 この名称はガンマー線照射の際の色の変化だけではなく、 その微妙な透明度・不透明度とメタモルフォシスという単語の響きが似合っているような気がします。
同じミルキークォーツの仲間である、マダガスカル産のジラソルクォーツよりも透明度が高く、乳白色でありながらいろいろな色の光を内包しているような錯覚を起こします。それはまるで印象派が描いた光のように見え、周囲の色彩や見る人の気持ちの色彩が反映されるのではないかと思ったほどです。