思いがけない引っ越し | 天氣後報

天氣後報

東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

cafeSAYANET
「メールが戻ってきてしまうんですけど。」
そんな電話をもらって、PORT25ブロックに対する設定の仕方などを説明していたのですが、
「他の人には送れるようになったけれど、SAYANETさんだけは送れないです~~」

サーバが落ちてるのかな、とWEBサイトのほうを確認するとドメイン期限切れのページに切り替わっていました。

まだインターネットのことがよくわかっていない頃に、取得したドメインでした。
母の病気をきっかけに、家でできる趣味として当時売り出されたiMacを購入し、
当時定期的に開催していたカフェイベント用のWEBサイトを作ったのが始まりで、最初は有名な無料サーバサービスを利用していたのですが、「商用利用禁止」の無料サーバでカフェイベントのサイトを運営しているのは違反だと、今で思えば嫌がらせのメールを毎日のようにもらった(同じ人からですが)ため、まずは有料のサーバを借りました。
印刷物にURLを掲載するようになって、ドメインで運用してみたいと思ったのですが、当時は今ほど簡単に取得ができず、代行業者にいろいろ書類を送付したりして取得しました。2年後の更新も結構面倒だったので、その時にその業者で可能な最長の契約で更新しました。

ところが、すでにその業者とは連絡が取れず、取得した時のメールアドレスも変更しないままになっていたので直の更新もできず。方法としては直接米国ベリサイン側とFAXなどでの書類のやり取りのみ。ただ、この場合、「書類」というのがくせ者で、本人を確認するための書類を持っていないのです。パスポートも切れたままだし、これのためにパスポートをとるのもなんだか嫌で、結局、7年間使用してきたドメインを手放すことにしました。

引っ越してみてわかったこと。
引っ越し通知(メールアドレス変更のお知らせ)や各種手続き(他のサイトからのリンクの修正や登録URLの変更)は大変ですが、思いきって更新できずにいるサイトをやめてしまってゼロから1ページづつアップし直す作業は、現実の引っ越しと同じです。
不要なモノが増えて片付かなくなった家は、引っ越しをするのが最良の大掃除なのかもしれません。
とはいえ、現実の引っ越しは無理なので、この週末にはそろそろ扇風機をしまってストーブを出さないとイソップのキリギリスになってしまいそうです。

新しい総合サイト
http://cafesaya.net/
よろしくお願いします。