
昨年、知合いになった理科の先生をしている方と、おかしなところで意気投合し、自分のコレクションを自慢し合ったり、理科的商品を企画したりしました。これもそのうちの一つです。
まず、耐熱試験管に入れた溶液を湯煎で溶かし、結晶を完全に消します。
後は、どこかに立てて(持っていてもいいのですが)、ただ、静かに冷まします。
そうすると温度が下がって、過飽和状態になり溶けていた溶媒が固体に変化します。
つまりは結晶が生まれるわけです。
生まれたての結晶は、小さな小さな十字をしています。
やがて結晶は育ちながら静かに降り積もります。
昨年末のサロン(※)でスノードームに水と雪ではなく、この溶液を使ってみました。
スノードームの硝子やプラスティックは熱に強くないため、湯煎などができませんが、それでも降り積もった雪は、本当の雪のようで、なかなか趣があります。
しかし、ある朝!!
スノードームの中は大雪となっていました。
休みあけの店の中。ずっと暖房も入っていなかったので、すっかり冷えきってしまったのです。温度によって雪の量が増えるのも、本物の雪みたいで、いいか、、、、とはいえ、
逆さまにして振ってみると、大吹雪が見えるだけ。
それがスノードームであることは説明しないとわからないようになってしまいました。
※定期的に、鉱石ラジオやスノードームなどを作るサロンを店内で開催しています