ありがとう。小学生。 | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

某専門学校の講師を依頼されて、都下にあるその学校まで打合わせに行ってきました。普段、自転車か車での移動が多いため、電車に乗るのは久しぶり。
着いた駅からさらにバスに乗りました。
バスに乗るのは電車よりもさらに久しぶりです。

バスが到着すると、思いがけず、後ろのドアが開きました。
前のドアから乗るものだと思っていたわたしはやや、動揺。
そして、乗る時に、料金を支払おうとすると、料金箱がない!

料金はいくらなんだ! 料金を入れる場所がない! どうするんだ???

と悩んでいたところ、お利口そうな小学生の女の子に、
「ここに、パスをかざすんですよ」
と言われました。

ええ~~!! パス!? なんじゃそりゃあ! そんなん、もってないよお!

うろたえていると、
「パスがない人は、後でお金を払えばいんですよ」
と教えてくれました。

そうなのか! あ、チケット発券機があるじゃないの!、、、でも券が出ない!

さらに動揺していたところ
「券は、ないです。なくても大丈夫です」

そうか、よかった。

ひんしゅくをかいつつ、乗りこんだバス。運転手の横に料金入れがありました。
きっと、そこまで行って支払うのだ!
勝手に思いこんで、支払いに行こうとすると、さらに小学生。
「あ!お金は降りる時に支払うんです」

見れば、バスの正面に料金一覧掲示ボードがありました。
そこで、ようやく理解。

昔、こういうバスに乗ったことがあったっけ。
一定金額を、バスに乗る時に支払うということに慣れてしまっている上に、数年もバスに乗ったことがなかったため、すっかりおのぼりさん、、、、いや始めての海外旅行をする外国人のようになってしまいました。

バスが走り出すと、親切な小学生は
「どこまで行くんですか?」

わたしが降りるバス停を告げると
「ああ、大丈夫です。バスはあっています。」と。

まったくだめな大人なのでした。

降りる時に、その小学生にお礼を言ったのですが、
「お気をつけて!」と言われました。

ほんとに。。。。。。お世話になりました。