去年の夏から秋頃にかけて、レース編みの手袋を編みました。

次女に頼まれて作ったのですが…これがなかなか大変だったのです…(^_^;)


しかも黒のレース糸で編んでほしい、と…

「お葬式くらいでしかする時ないんじゃない?」と思わず言ってしまいました。


完成画像コチラ↓



何が大変って、とにかく針が細い!

糸が細い!


老眼になりかけの我が目に鞭打って繊細なレースを編むのはとても大変だったのです…

「目が疲れる」を通り越して、

「目から血が出る…!」

と言いながら編んでいました。


ホント辛かった…


Pinterestから見つけてきた編み図がさらに細かく(スマホで編み図を見ながら作ってたんでね…)、拡大しすぎると逆に図がぼやけてわからなくなってしまうので、大きくしたり小さくしたりしながら読み解いたのです。


https://pin.it/73iSe51 


その上、編み方の解説がすべて英語…。

まあ、英語の勉強になるから良いんですけどね。


さらに困ったことに、多分アメリカの本だと思うんですけど、針の太さの表記が日本と違うんですよね…

仕方がないので、「大体これくらいかな?」という感覚で作りました。


糸はこれの黒。

 

 

針はレース編み針10号。

 

 

作り方が結構複雑だったので、また作りたくなった時のために覚書をここに残しておこうと思います。

…多分、二度と作りたくはならないかな、とは思うんですけどね…今のところは。


最初は、手の甲の模様から編みます。

画像で撮っておいてないのが残念なのですが…。


下の画像が分かりやすいかな?

左側にあるのが、手の甲側のパーツです。


小指側からリボン状に模様を編んでいきます。

小指から人差し指の4本分をリボン状に編んで、それぞれのパーツの途中まで編み図通りにネット編みでつなぎます。

つなげられたら、その周りを一重にネット編みします。

ネット編みの仕方は、全て編み図に描かれています。



今度はてのひら側を編みます。
画像の右側のパーツですね。

編み図通りにてのひらの途中までネット編みで編んだら、親指を輪編みにして作ります。
親指が編めたら指先部分で一旦糸を切り、てのひらの続き部分に糸を結んで編んでいきます。
人差し指が編み終わったら糸を切り、次は中指、薬指、小指…と順にネット編みしていきます。

これでてのひら側と手の甲側のパーツが出来上がりました。



次に、手の甲のパーツとてのひらのパーツをぐるりとネット編みでつなげていきます。
つなげ方は、よく見ると全て編み図に描かれています。
これで一応手袋型になりました音譜

最後に、手袋の手首側についているフリルを編んでいきます。


手袋の下部分ですね。

まず、下の輪の部分をぐるりとネット編みプラス飾り編みをします。


続いて、手の甲側を作る時に編んだリボン状の模様と同じ模様を指定通りの長さに編みます。

最後の段を編む時に最初の段につなげて輪になるようにします。

輪にしたリボン状のパーツを、ネット編みで手首部分に付けていきます。

最後に、リボン状パーツの下部分をネット編みプラス飾り編みして片手完成!


…片方編むと、「もう半分あるのか…」と絶望的な気分になります…


「片手だけでいいんじゃないか」という気持ちになりますが、頑張ってもう片方編みましょう。

ここで注意すべきは、もう片方の手袋を編む際、左右が対象になるように気を付けて編むことです。

間違えるとイチからやり直しになってしまうので慎重に編みましょう。


ほとんど全てのパーツをネット編みでつなげているため、糸を切ったりつなげたりする箇所がやたらと多いです。

そのため、糸の処理をたくさんの箇所でしなくてはなりません。

考えただけでも気が遠くなります…

根気よく取り組みましょう。


…書いているだけですごく疲れた気持ちになりました…


かなりネガティブな書き方をしてしまいましたが、出来た手袋はとても素敵です!

レース編みがお好きな方はぜひ作ってみてくださいね音譜


もっと簡単な、毛糸の手袋をこま編みで編みました。

興味のある方は覗いてみてくださいね。



こちらは、同じレース糸で編んだ付け襟です。

よろしければこちらも合わせてどうぞ。



最近編んでいるのは夏に持ちたい麻紐バッグです。

ぜひご参照ください。