さて、何とか音楽大学に入学が決まり、長女は晴れて大学生になることができました。
実は、同じ学校の同級生の中に芸大の音楽科に現役合格した子がいたので、参考までにその子の話もしようと思います。
その子は、金管専攻でした。
中学ではブラスバンド部に入っていました。
彼女は中学から芸大に入ると決めていて、その頃から熱心に練習していたそうです。
高校では学科の成績も良く、ソルフェージュも良くできました。
副科のピアノも熱心に練習していました。
高校在学中に2,3度、コンクールで優勝した経歴があります。
専攻楽器の演奏技術はかなり高かったようです。
高3の夏休みに共通テストの英語の講習会があり、長女とその子は受講を希望して出席していたのですが、その子は講習会初日に「これなら一人で問題解いても変わらないな」とぼそっとつぶやき、翌日からは来なかったそうです。
ここまでで言えることは…
芸大に現役合格したいなら、中学校から準備をしたほうが良いということ。
そして、コンクールで優勝するくらいの技術があったほうが良いこと。
徹底的に時間のムダを省くこと。
などなどでしょうか。
長女の場合は、準備期間が短すぎたかな…と思います。
さて、長女の大学合格後ですが、一応成績優秀者として高校の卒業演奏会の舞台に上がれることになりました。
私は、これが長女の初めての「経歴」になるのかな…と思い、感慨深く演奏会を聞いていました。
一方、長女の方はというと、芸大の一次試験に合格できなかったことや、学生になってから出てみたコンクールで予選突破できなかったことなどが重なり、少々歌に対して自信を失っているようです…
歌の道に進むのをやめて、普通に就職しようかとも考えているようです。
歌の場合はまだまだ声が成熟するまで時間が長くかかるので、二十歳になったばかりであきらめてしまうのはすこし早過ぎるのではないか…と私は思うのですが、こればかりは本人の決めることなのでどうにもできません。
最近は作曲に興味があるようで、外部で学ぶことも考えている様子。
この先、まだまだどうなるか分かりません…